Shade 13.2.2アップデータでの変更点

Shade 13.2.2アップデータでの変更点

Shade 13.2.2アップデータでの変更点

Shade 13シリーズ用 13.2.2アップデータ (Windows版およびMac OS X版)での機能追加、仕様変更、不具合修正の概要をお知らせします。 (2013年1月22日公開)


新機能および機能強化


【レンダリング】

  • イメージウインドウの「選択形状のみレンダリング」「アクティブビューをレンダリング」をポップアップメニュー内の項目からチェックボックスに変更

【スクリプト】

  • Python スクリプトリファレンスにShade 13.2.2までに追加されたメソッド/プロパティについて記載
  • ※Python スクリプト実行中の画面の再描画に関する仕様変更(詳細ついては、Python スクリプトリファレンス「13.2.2仕様変更」のページを参照)

【FBXインポータ】

  • ジオメトリのオプションに「頂点法線を入力」を追加

【FBXエクスポータ】

  • フォーマットのバージョンに、「FBX 2013」を追加

【サンプルデータ】

  • ShadeExplorerのプリセット(形状/00_New/Unity)に、ボーンと頂点ブレンドスキンによるモーションのサンプルとして、bear_running.shdを追加


----------------------------------------------------------------------

不具合修正および改善

---------------------------------------------------------------------

【全般】

  • ATI Radeon ビデオカードの一部で、環境設定ダイアログボックスの「新しいAMD拡張機能を使用する」をオンにすると、作成中の形状が全て右下図面に描画される問題の修正
  • 形状情報ウインドウにおいて、同一種類の形状を複数選択したときに、設定値の異なる項目が 「#########」表示にならない問題の修正
  • 「図面の切り替え」ポップアップメニューの「カメラ形状として記録」を上面図、底面図で実行すると、傾いたカメラが作成される問題の修正
  • システム情報ダイアログボックスにおいて、複数モニタを使用しているときのモニタサイズの表記方法を変更
  • 印刷において、色補正、バックドロップ、立体視の表示モード、マルチパスレンダリングの表示レイヤーの設定が反映されない問題の修正
  • [Win]プリントサイズの幅、高さのどちらかのみが用紙サイズよりも大きいときに、印刷が行われない問題の修正
  • [Win]プリントサイズが用紙サイズよりも大きいときに、レンダリング設定の解像度のDPI値を無視して縮小印刷される問題の修正
  • [Mac] ウエイトペイントやポリゴンの面追加コマンドなどを実行しているとき、ツールパラメータをドッキングしていると、リターンキーでコマンドを終了できない問題の修正

【プレビューレンダリング】

  • 上面図、底面図でカメラが傾いてレンダリングされる問題の修正

【ファイルI/O】

  • モーション設定がされたシーンファイルを読み込むときに、外部参照表面材質、イメージファイルに見つからないものがあるとクラッシュする問題の修正
  • 回転モードの状態でシーンを保存して開き直すと、ローカル座標系モードになる問題の修正
  • 1.1.1.0 QTVRパノラマが出力されない問題の修正
  • PSD形式のイメージのファイル名に全角文字が含まれていると、イメージが正しく読み込まれない問題の修正
  • [Win]  PSD形式のイメージファイルが読み込めない問題の修正 
  • [Win] シーンファイルを読み込むときに、動画マッピングに設定したAVIファイルが見つからない場合、「ファイルの参照」ダイアログボックスで「無視」または「全て無視」をクリックするとクラッシュする問題の修正
  • [Mac]イメージ読み込みのダイアログボックスで、AVIファイルが選択できない問題の修正

【FBXインポータ】

  • 法線が不正になる問題の修正
  • 「スキンデータをインポート」をオフにすると、不正なスキンデータが読み込まれる問題の修正
  • FBX 2011の形式のファイルで、表面材質のイメージマッピングが割り当てられない問題の修正
  • FBXファイルと同じフォルダに.fbmフォルダが生成されない問題の修正
  • Shift_JISで保存されているFBXファイルで、文字化けする問題の修正
  • ボーンのノードが正しいサイズで読み込まれない問題の修正

【FBXエクスポータ】

  • 終了フレームにキーフレームが打たれていないとき、モーション再生が不正になる問題の修正
  • モーションエフェクトによる揺れがキーフレームに反映されない問題の修正
  • 回転ジョイントの値が360度の範囲に補正される問題の修正
  • 上位パートに設定された表面材質がリンク形状に反映されない問題の修正
  • 表面材質で一部継承するパラメータがあるときに、正しく出力されない問題の修正
  • 複数の形状で同一のマスターサーフェスを参照しているときに、マテリアルが統一されない問題の修正
  • 拡大縮小ジョイント/変形ジョイント/でリンクを使用したときに、配置がずれる問題の修正
  • 表面材質のマッピングレイヤが8層よりも多いとき、形状が持つUV層の総数より大きいUV番号を指定するとクラッシュする問題の修正
  • [Win] FBX2011以降のフォーマット、UTF-8/テキスト形式で出力すると、日本語の形状名を含むシーンでクラッシュする問題の修正

【Unity連携】

  • ボーン/回転ジョイントの回転のアニメーションがUnity上で正しく再現されない問題の修正
  • FBXファイル出力時に、Unityが不完全にFBXファイルをロードしないようにFBXの出力方法を改善
  • [Mac] Unity Web player プラグインが内蔵のウェブブラウザで実行できない問題の回避のため、ヘルプメニューの公式サイトでSafariが立ち上がるように仕様を変更

【画像編集】

  • 画像編集ウインドウの「傾き」円スライダの視認性と、マウスの操作性を改善

【表面材質】

  • プロシージャルマップの投影手法がラップのとき、マッピング編集モードでマニピュレータが表示されない問題の修正

【モデリング】

  • 複数選択状態での形状の貼り付け操作を取り消しした後に、再実行すると「予期せぬエラー」ダイアログボックスが表示される問題の修正
  • 線形状の記憶・掃引において、変換マトリクスを持ったパート内の形状の計算精度が低い問題の修正
  • ポリゴンの面追加コマンドを実行するとクラッシュする問題の修正

【ボーン, ジョイント/スキン】

  • ローカル座標モードのときに、バインドされた形状とジョイントを複数選択してコピー・ペーストすると形状が崩れる問題の修正
  • ポリゴンメッシュがボーンの直下にあるとき、形状編集モードでの頂点/稜線/面の移動操作が行えない問題の修正
  • ボーンをドラッグで作成するとき、三次元カーソルがドラッグ開始位置に設定される問題の修正
  • スキン設定がされた自由曲面に対して複製ツールの数値入力を実行すると、形状の移動が反映されない問題の修正
  • 作成ツールの一般タイプの直方体、カプセル、トーラスで作成した形状に対して、スキンによる変形が正しく反映されない問題の修正

【ウエイトペイント】

  • 他の形状に隠されている部分にペイント出来ない問題の修正
  • ウエイトペイント時は図形ウインドウの「表示切り替え」ポップアップメニューで表示モードを変更できないように修正

【モーション】

  • モーションが設定されたシーンにおいて、ルートパートの削除の取り消しをすると「予期せぬエラー」ダイアログボックスが表示される問題の修正
  • [Mac] QuickTime ムービー出力の設定ダイアログボックスに「アルファチャンネル有効」チェックボックスを追加
  • カメラの「視点&注視点」の移動がモーションに反映されない問題の修正

【レンダリング】

  • パストレーシングにおいて、被写界深度を使用すると不正な黒い点が発生する問題の修正
  • 大域照明パストレーシングにおいて、イラディアンスキャッシュが有効のときに、イメージのバンプマッピングをラップ以外の投影手法で適用すると、レンダリング中にフリーズする問題の修正
  • 大域照明パストレーシングにおいて、自由曲面を線で収束した形状の周辺などに不正な黒い点が発生する問題の修正
  • ホワイトキーマスク、ブラックキーマスクが影に反映されない問題の修正
  • イメージマップの投影手法がラップのとき、外周部分でイメージの折り返しが発生する問題の修正
  • イメージのバンプマッピングにおいて、投影マップ+タイリングオフのときにマッピングの境界線が出る問題の修正
  • 動画マッピングにおいて、レンダリング開始時に動画ファイルが見つからないとクラッシュする問題の修正
  • 色補正において、イメージウインドウで選択した表示レイヤーが色補正ウインドウのプレビューに反映される問題を修正
  • [Mac]イメージウインドウで選択した表示レイヤーがDockアイコン表示に反映されないように仕様を変更
  •   マルチパスレンダリングにおいて、「データパスでアンチエリアシングを適用しない」がオンのとき、データパスが被写界深度の影響を受けないように仕様を変更

【立体視表示】

  • 図形ウインドウの立体視表示を切り替えたときに、立体視カメラの視差が自動更新されない問題の修正
  • イメージウインドウの3D Vision表示において、レンダリング画像が表示されない問題の修正
  • イメージウインドウの3D Vision表示において、色補正とマルチパスレンダリングの表示レイヤーが反映されない問題の修正

【トゥーンレンダラ】  

  • 閉じた線形状の掃引体において、頂点数が奇数のとき、側面に面が張られない箇所が発生する問題の修正
  • [Win] トゥーン設定ダイアログボックスにおいて、プレビューが表示されない問題の修正
  • [Mac]トゥーン設定ダイアログボックスにおいて、アイコンが正しく描画されない問題の修正

【ShadeExplorer】

  • シーンファイルのサムネイル表示にバックドロップ画像が反映されない問題の修正

【プラグイン】

  • [Mac]   ヘアーサロンのヘア設定ダイアログボックスにおいて、アイコンが正しく描画されない問題の修正

【スクリプト/SDK】

  • プラグインSDKの関数shape_class::create_shape_saver_interface() をパートに対して実行するとクラッシュする問題の修正
  • プラグインSDKのサンプルで window_interface プラグインを使用すると、起動時にクラッシュする問題の修正
  • プラグインSDKのwindow_interfaceで、sxulを使わずに作成したウインドウで、ツールチップが表示されない問題の修正
  • プラグインから load_sxul を使用してダイアログを作成した際に、editable_text, tab のコールバック関数が呼ばれない問題の修正
  • プラグイン、スクリプトから scale_joint のpivotを設定すると、directionが変化してしまう問題の修正

----------------------------------------------------------------------

既知の不具合および回避方法

---------------------------------------------------------------------

【ファイルI/O】

  • Shade 13.2.1以前のバージョンで回転モードで図面を傾けた状態で保存したシーンファイルにおいて、原点位置がずれて表示される場合がある問題

[回避方法]
・ローカル座標系モードが有効になっているため、グローバル座標系モードに切り替えることで原点位置がリセットされます

【QuickTime】

  • [Win] QuickTime形式(.mov)のファイル保存先に、増設された一部のSSDディスクを指定すると、他のドライブに保存される問題
  • また、同SSDをテンポラリフォルダとして使用したとき、QTVRエクスポートが失敗する問題

※同様の環境では、QuickTime Playerからのファイルの出力も失敗することが確認されています

[回避方法]
ファイルの出力先やQTVRエクスポート時のテンポラリフォルダを、該当するSSDドライブ以外のディスクに指定する

【ボーン, ジョイント/スキン】

  •   角の丸めに「ドゥ・サビン法」を使用したポリゴンメッシュ形状に対して、表面材質にディスプレイスメントマッピングを設定するとスキン変形がレンダリングに反映されない問題

[回避方法]
・角の丸めを「カトマル・クラーク法」に変更する

【Quadro ビデオカード】

  • モーションが設定されたボーンやボールジョイントを含むシーンを開くとクラッシュする問題

[回避方法]
・ビデオカードのドライバを最新のものに更新する

【FBXインポータ/エクスポータ】

※ Shadeヘルプ内の、「プラグインマニュアル>インポート・エクスポート>FBXエクスポータ」の項目も参照ください。

  • モーションデータを含むFBXファイルをインポートした直後に、図面のパンや透視図の回転など、図面の描画処理が遅くなる事があります。

[回避方法]
・図面上の任意の場所でドラッグするか、モーションウインドウでシーケンスモードを切り替えると、図面の描画速度が通常に戻ります

  • FBXファイルのインポート時に、入力対象オプションにて、「モーション」を「オフ」にしてインポートした場合でも、一部のモーション設定が読み込まれてしまう場合があります。

[回避方法]
・インポートした形状を選択した状態でモーションウインドウを表示し、モーションウインドウ上部の「鍵」のアイコンより、「パート以下をすべて選択」を実行し、不必要なモーションポイントが選択されている事を確認し、削除してください。

  • 変形ジョイント、カスタムジョイントが含まれていると、正常に出力されない事があります。

[回避方法]
・あらかじめShade上で、これらのジョイントを、パートに入れ替えてから出力してください。

  • 各種ジョイントに対して変換がかかっている場合に、正常に出力されない事があります。

[回避方法]
・あらかじめ、Shade上でこれらのパートに対して、以下の操作を行います。

1.目的のジョイントを選択
2.メニューより、「ツール>移動>すべてのパート変換をリセット」を実行
 設定されているアニメーションの状態によっては、この操作によって、モーションが変化してしまうことがあります。

  • リンク形状が含まれている場合、その内部の形状や、アニメーションが正しく出力されない事があります。

[回避方法]
・あらかじめ、リンク形状を選択し、「ツールパラメータ」より、「リンク形状を実体化」を行います。
・これでも正常に出力されない場合、上の項目と同じ方法で、問題のあるジョイントに対して、変換のリセットを行います。

【その他】

  • [Win]Shadeが最小化された状態で、エクスプローラやデスクトップでshdファイルをダブルクリックしてShadeで開くと、Shadeが表示された際に、各パレットが畳まれた状態で表示されてしまいます。

[回避方法]
以下のような方法で、ウインドウの表示を回復します。
・左右のパレットの上部にある「<<」ボタンを押してパネルを閉じてから、再度このボタンを押して開きます。
・メインメニューの「表示>隠す」を実行し、再度、「表示>表示」を実行。(デフォルトでは、Ctrl+Shift+Tab に割り当てられています。)
・メインメニューの「ウインドウ>選択ワークスペースを初期状態に復元」

▲ページ上部へ

Shade 13.2.2アップデータでの変更点 サブメニュー

Shade 13.2.2アップデータでの変更点 サブメニューここまで