Shade 13.2 アップデータでの変更点
Shade 13.2 アップデータでの変更点
Shade 13シリーズ用 13.2アップデータ (Windows版およびMac OS X版)での機能追加、仕様変更、不具合修正の概要をお知らせします。 (2012年11月19日公開)
新機能および機能強化
FBXインポータ
- FBXファイルの読み込みに対応
(詳細はヘルプメニューの「Shade ヘルプ」より、「プラグインマニュアル>インポート・エクスポート>FBXインポータ」をご覧ください)
FBXエクスポータ
- 「シーンの単位情報を使用」オプションの追加
- 「ポリゴンメッシュのサブディビジョンをベイク」オプションの追加
- 「マイナススケールによる面反転」オプションの追加
- イメージを外部参照で出力するときのオプションの追加
- 「イメージの反転や反復をベイク」オプションの追加
(各オプションの詳細はヘルプメニューの「Shade ヘルプ」より、「プラグインマニュアル>インポート・エクスポート>FBXエクスポータ」をご覧ください)
Shade 3D Loader
- ゲーム開発環境 Unity からShade 13.2をシームレスに利用するためのUnity用のスクリプトを以下のURLにて提供
http://u3d.as/content/e-frontier-inc-/shade-3d-loader/3ud
ボーン/スキン
- ボーンの軸方向を実線、子ボーンへの連結を点線でワイヤフレーム表示するように変更
- 形状編集モードでのボーン方向の編集に対応(ボーンの先端に編集用のポイントを表示)
表面材質
- 法線マッピングを全グレードで利用できるように変更
- 「チャンネル合成モード」ポップアップメニューをイメージボックスの下部に追加
(これに伴い、「アルファ乗算済み」チェックボックスは「チャンネル合成モード」に統合されます)
・「アルファ乗算済み」:アルファチャンネルを反映させずにマッピング。既存の「アルファ乗算済み」チェックボックスがオンの状態と同一
・「アルファ透明」:イメージのアルファチャンネルを表面材質の透明度として割り当ててマッピング。マッピングタイプが拡散反射のときのみ有効
・「アルファ乗算」:アルファチャンネルを乗算してマッピング。既存の「アルファ乗算済み」チェックボックスがオフの状態と同一
・「グレイスケール(輝度、平均、R、G、B、A)」:イメージの各チャンネルをグレイスケールとしてマッピング
ファイルI/O
- 【Win】PSDファイルの読み込みに対応
画像編集ウインドウ
- 「法線マップに変換」フィルタを追加(バンプマッピング用のグレイスケールイメージから、法線マッピング用のイメージに変換する機能)
レンダリング
- バックドロップの即時反映に対応。レンダリング中や完了後でも、バックドロップの追加や変更がレンダリングをし直すことなく、レンダリングイメージに反映されるように仕様変更
ショートカット
- ショートカットウインドウにて、「ファイル:最後に使用したファイルを開く」コマンドの追加
スクリプト/SDK
- Shade Pythonスクリプトコマンドの追加。およびShade Pythonスクリプトリファレンスの更新
(ヘルプメニューの「Shade Python スクリプトリファレンス」のトップページから、「13.2 追加分」をご覧ください。)
サンプルデータ
- ShadeExplorerのプリセット(形状/00_New/Unity)に、FBX出力用に調整を行ったシーンファイルを追加
不具合修正および改善
全般
- コントロールウインドウを切り離したとき、正しいサイズでウインドウ化しないものがある問題の修正
- 図面レイアウトのメニューに「上ビュー」、「下ビュー」、「左ビュー」、「右ビュー」4つのメニュー項目を追加
- パートを選択してローカル座標モードに入り、そのパートを削除すると、グローバル座標の原点を示す座標軸が表示されない問題の修正
- 形状情報ウインドウ内のスライダなど、各所のスライダのつまみをドラッグしたとき、入力可能な値の範囲の100分の1の単位で値が常に入力されるように変更
- 複数の光源が存在するシーンをシェーディング表示しているときに、図形ウインドウでマニピュレータが黒く表示されることがある問題の修正
- シェーディング表示モードのときに、5頂点以上の特定の形状が正しく表示されないことがある問題の修正
- 環境設定のOpenGL設定に「新しいAMD拡張機能を使用する」を追加(オンのとき、AMD Radeon HD 5xxxxシリーズ以降のGPU環境で表示速度を改善する。それ以外の環境ではオン・オフの状態は動作に影響しない)
- 環境設定のOpenGL設定から「glDrawElements(OpenGL 1.0互換)を使用する」オプションを削除
- 【Mac】環境設定のホイール速度(ズーム)を0にすると、ブラウザや統合パレットなどのウインドウのホイールが利かない問題の修正
- 【Mac】OS X 10.6でShadeをインストールして起動したのち、10.7以降のOS Xに移行した環境で、Shadeのグレード切り替えが正しく行えない問題の修正
- ボリュームライトの「距離」を設定すると、「自動」がオンになり距離の指定ができない問題の修正
プレビューレンダリング
- 立体視をオンにしたカメラ設定でプレビューレンダリングを行うとクラッシュする問題の修正
- 色補正の設定変更が反映されないことがある問題の修正
- プレビューレンダリングがオンの状態で閉じた線形状にイメージマッピングを設定すると、イメージが正しく反映されないことがある問題の修正
- 空間分割の処理中に表面材質の変更などを行うと、正しいレンダリング結果が得られないことがある問題の修正
- プレビューレンダリング実行中にボリュームライトの設定を変更するとクラッシュすることがある問題の修正
ファイルI/O
- フォルダ構成を変更すると外部参照ファイルが読み込まれないことがある問題の修正
- 外部参照形状のあるシーンを「互換情報を追加して保存」すると、読み込み時に破損したシーンファイルとして扱われる問題の修正
- 「互換性情報を追加して保存」すると、複数の形状間で表面材質のマッピング座標が共有されることがある問題の修正
- 破損したシーンファイルを開いたときの安定性を改善
- 自動保存で同名のファイルが存在するとき、ファイル名の連番が冗長に付加されていく問題の修正
- 「重複したイメージ」ダイアログボックスが表示されたときにクラッシュすることがある問題を修正
- 【Mac】ロックされたファイルを開くときに、クラッシュすることがある問題を修正
FBXエクスポータ
- イメージオブジェクトやマスターサーフェスの名前をFBXファイルに出力するように変更
- ポリゴンメッシュと自由曲面以外の形状のスキン設定が出力されない問題の修正
- FBXファイルに書き出されるアニメーションスタックの名称を、出力するファイル名を基準にした名称に変更
- 変換情報を持つジョイントに含まれている形状の位置が正しく再現されない問題の修正
- FBXエクスポートダイアログの「バイナリ/テキスト」の選択を左側に移動し、設定を保持するように修正
- 「アニメーション出力」を「なし」にすると、0フレーム目が出力される問題の修正
- イメージマッピングのレイヤにイメージが割り当てられていないときも、空のマッピングレイヤを出力するように修正
- パートやジョイントのパート属性の変換要素に、「せん断」要素があるときは警告をメッセージウインドウに表示するように変更
- オブジェクトカメラを配置してFBXエクスポートすると、エクスポート完了後にアクティブなカメラが切り替わる問題の修正
- 光沢および光沢のサイズの出力を改善
- 表面材質のマッピングレイヤ数分のUV情報が出力される問題を修正
- FBXファイルを出力するときに、複数の形状で同一のイメージを使用しているときに、同じイメージを複数出力する問題の修正
- ボーンとボールジョイントを併用して階層構造を作ったときに、FBXファイルで形状の位置がずれる問題の修正
- イメージオブジェクトやマスターサーフェスの名前にOSのファイル名として許可されていない文字が含まれていると、正しくマッピングがされない問題の修正
表面材質
- 表面材質ウインドウの「パターン」ポップアップメニューに「無し」が設定されているときに、「編集」チェックボックスをクリックするとクラッシュする問題の修正
- イメージの割り当て先に、マッピング設定を持たない表面材質が表示されることがある問題の修正
- 表面材質の削除を取り消したときに、イメージオブジェクトへの関連付けが解除される問題を修正
- トリムマッピングにカラーのイメージを設定したときに、Gチャンネルの明るさが反映されない問題の修正
- マスターサーフェスを「削除」ボタンでクリアすると、イメージマッピングに割り当てられたイメージオブジェクトが「未使用イメージの削除」で削除されない問題の修正
- 表面材質プレビューの計算が終了する前に設定を変更すると、プレビューが再計算されないことがある問題の修正
モデリング
- 面数の多いポリゴンメッシュに対して、メッシュ編集ツールの動作が遅い問題の修正
- 多数の形状があるシーンにおいて、オブジェクトモードでの各種の編集操作が遅い問題の修正
- 「パートの変換をリセット」、「すべてのパートの変換をリセット」を行うと、リンク形状がオリジナルの形状と同位置に移動する問題の修正
- 自由曲面以外の形状をポリゴンメッシュに変換したときに、スキンの設定を維持するように変更
- マスターサーフェスではない表面材質が割り当てられた形状を変換するとクラッシュすることがある問題の修正
- カメラを真上、真下に向けたときなどに、カメラモードを自動で切り替えないように仕様を変更
- ポリゴンの長方形作成で、ツールパラメータに分割数を入力すると、UとVの設定値が入れ替わって生成される問題の修正
- 形状編集モードで自由曲面の線形状の「切り換え」をしたときに、アクティブなコントロールポイントがある線形状を選択するように変更
- ツールパラメータがEscキーで確定することがある問題の修正
- 「鏡面コピー」をEscキーで取り消せず、クラッシュすることがある問題の修正
- 形状編集モードでポリゴンメッシュの稜線をハイライトしたときに、クラッシュすることがある問題の修正
- 形状を複数選択してマニピュレータのピボットの設定をしたときに、形状移動などの操作をするとピボットの位置がリセットされる問題の修正
- 小さな形状を拡大して表示すると、マニピュレータが反応しないことがある問題の修正
- 「ワイヤフレーム」表示以外のビューにおいて、ポリゴンメッシュの5角形以上の面の頂点に対して、ドラッグ操作による編集ができない問題の修正
- 【Mac】環境設定の「OpenGLアクセラレータ使用」がオフのときに、ポリゴンメッシュに対するトレース選択が正しく動作しないことがある問題の修正
ボーン
- 最上位のボーンをクリックで作成したときも、親子のボーンが生成されるように変更
- リセットされていないボーンの末端にボーンを追加すると、意図しない位置に生成される問題の修正
- 図形ウインドウを回転モード、ローカル座標系モードで編集しているときに、クリックでボーンを作成すると、意図しない位置に生成されることがある問題の修正
- オブジェクトモードでジョイント位置を移動したときに、同階層のパート、自由曲面パートが意図しない移動をする問題の修正
- 形状編集モードでジョイント位置を移動したときに、「自動で軸合わせ」が動作しない問題の修正
- 形状編集モードでジョイント位置を移動したときに、下位のボーンも連動して移動する問題の修正
- ボーンを複数選択して形状情報ウインドウのオイラー角スライダのリミッタを操作したときに、リミッタが正しく設定されない問題の修正
スキン
- オブジェクトモードでジョイント位置を移動したときに、スキン方式が頂点ブレンドでバインドされた形状については変形を反映しないように仕様変更(スキン方式がクラシックのときは従来通り、オブジェクトモードでは変形を反映して、形状編集モードでは変形を反映しない)
- バインドされた形状とジョイントを同時にコピーアンドペーストすると形状が崩れることのある問題の修正
- ウエイトの合計値が1.0ではないときに、形状を編集すると正しく変形しない問題の修正
- スキン方式がクラシックのとき、バインド先ジョイントを変更すると、ウエイトが1.0になる問題の修正
- クラシックから頂点ブレンドへとスキン方式を変換すると、頂点の位置が原点に移動したり、ウエイトの合計が1.0にならない部分が発生する問題の修正
- Shade 13.1 以前のプラグインで設定したスキンで、スキン方式が表示されない問題の修正
- スキンウインドウの「スコープ」で、ジョイントパートを閉じた状態でチェックボックスを変更すると、正しいジョイントにスコープが設定されない問題の修正
- スキンウインドウで再度バインドなどを行い、表示されていなかった列に値が設定されたときに、バインドされたジョイントが自動で列に表示されるように修正
- スキンウインドウで列表示を右へスクロールすると、マウスのクリック位置と表示がずれることがある問題の修正
- 球を新規で作成したとき、スキンウインドウでスキン方式の表示が更新されない問題の修正
ウエイトペイント
- ツールパラメータのジョイント表示でジョイントが複数選択できないようにするなど、選択や削除などの操作についての仕様をスキンウインドウと統一
- ウエイトペイント操作時に、面表示モードで稜線の位置がわかるように改善
- ウエイトペイント操作時に、バインド対象となるボーンが強調表示されるように改善
- ウエイトペイント操作時に、「正規化」チェックボックスがオンでも、正規化されないことがある問題の修正
- ウエイトペイント操作時に、面や稜線が正しく表示されないことがある問題の修正
UV編集
- UV図面で拡大表示したときに、表示のグリッドよりも細かくスナップしない問題の修正(Shade 12と同等の仕様)
- グリッド表示がオフでも、UV図面ではグリッドを表示するように変更
- ステータスバーにUV座標が正しく表示されない問題の修正
- ポリゴン編集を行ってから稜線選択モードに移行して、取り消しや再実行を行うと、UV図面の稜線が正しく選択されない問題の修正
- UV図面において、「シェーディング表示」が機能しない問題の修正
モーション
- キーフレームの追加や削除でクラッシュすることがある問題の修正
- 「静止画/シーケンス切り替え」ボタンで、静止画モードが選択されているときに、モーション再生を開始すると停止できないことがある問題の修正
- 「編集モード」ボタンで、ジョイントモード、IKモードが選択されているときに、ツールボックスの「ジョイント関連操作」ポップアップメニューがディムになる問題の修正
- 図形ウインドウを回転モード、ローカル座標系モードで編集しているときに、モーションのパスを示すワイヤフレームが正しく表示されない問題の修正
- アニメーション設定を開いたまま、新規シーンを作成すると、アニメーション設定がモーションウインドウの後ろに隠れる問題の修正
- アニメーションレンダリングにおいて、PSD、SWF形式でイメージを保存すると、レンダリング終了後に図形ウインドウの表示が更新されない問題の修正
- 【Mac】ムービーファイルにサウンドが出力されない問題の修正
インバースキネマティックス(IK)/モーションエフェクト
- IKを適用したジョイントを削除するときに、クラッシュすることがある問題の修正
- 一直線上に配置したボーンにIKを適用してモーションを再生すると、IKが正しく動作しないことがある問題の修正
- IKを設定したシーンを保存後に再度読み込むと、モーションの動作が異なることがある問題の修正
- IKとモーションエフェクトを併用したシーンで、IKが正しく動作しないことがある問題の修正
- モーションエフェクトを設定したシーンでモーションを再生したときに、フレームスキップのオンとオフで慣性のかかり方が異なる問題の修正
レンダリング
- レンダリング中にショートカットやスクリプトでレンダリングを開始すると、実行中のレンダリングが中断される問題の修正
- レンダリングするときに、レンダリングブロックのみの表示になり、レンダリング画像の内容が表示されないことがある問題の修正
- 面の分割設定記号(<, >, @)に関わらず、リンク形状とオリジナル形状の面の分割数が同じになる問題を修正
- 面積のない面光源をレンダリングするとクラッシュする問題の修正
- 線光源のレンダリングで、開いた線形状が閉じた線形状としてレンダリングされる問題の修正
- 部分レンダリングを行うと、バックドロップの表示位置がずれる問題の修正
- 色深度が128ビットのとき、バックドロップが色補正の影響を受ける問題の修正
- シャドウキャッチャーを設定した形状において、光源が複数あるときに面光源の後方の影が正しく表示されないことがある問題の修正
- UV層のないポリゴンメッシュにイメージをラップマッピングすると、レンダリングしたときにクラッシュすることがある問題の修正
- イメージをラップマッピングしたときに、回転体、自由曲面のコントロールポイントが集中する、「極」になる部分でマッピングがずれる問題の修正
- イメージをラップマッピングしたときに、バンプマッピングとそれ以外のマッピングタイプでテクスチャの座標が最大で2ピクセルずれる問題を修正
- 画像編集ウインドウで、レンダリング画像に編集を適用すると、マルチパスレンダリングの各レイヤが削除される問題の修正
- フィジカルスカイが設定されたシーンのアニメーションのレンダリングを行うときの問題の修正
- レンダリング履歴で、アンダーバーを含むファイル名が正しく表示されない問題の修正
ラジオシティ
- 線形状の掃引体・回転体を線・面光源に設定すると、ラジオシティ計算が行えない問題の修正
- イメージマッピングしたイメージにRGB値のいずれかに0のピクセルがあると、反射像の明るさが不正になる問題の修正
プラグイン
- スケッチモデラー、フォトモデラーでボタンが正しく表示されない問題の修正
- FBXインポータ/エクスポータ、Piranesi EPixエクスポータのダイアログ内リストボックスのチェックボックスの状態などが保存されず、次回開いたときに設定が元に戻る問題の修正
- QTVR ObjectまたはCubeを実行すると、「予期せぬエラーが発生しました」とエラーが表示される問題の修正
- マスターサーフェスを使用しているとき、トゥーン設定ウインドウで「選択形状」表示にするか、トゥーン設定を閉じるとクラッシュする問題の修正
- ボーンの中に置いたポリゴンに対してヘアサロンのファーを適用すると、表示がずれる問題の修正
- ボーンの中にパーティクル発生源を設置しても正しい姿勢にならない問題の修正
- パーティクルフィジックスのプレビューでクラッシュする問題の修正
- Piranesi EPixのエクスポータで、添景の配置ができないファイルをエクスポートすることがある問題の修正
- 【Mac】Piranesi EPix形式でエクスポートするとき、スクリプトの記録を行うとsave_DXF()と記録される問題の修正
スクリプト/SDK
- 関数shade.scene().figure_view_mode()が正しい値を返さない問題を修正
- sxsdk::bone_joint_interfaceから、関数get_flat(), set_flat(), get_blend(), set_blend()を削除
- 関数begin_bone_joint()~end_bone_joint()およびcreate_bone_joint()で、ボーンではなくボールジョイントが生成される問題の修正
- フィジカルスカイの色を取得する関数xshade.scene().distant_light.physical_sky().colorが正しい値を返さないことがある問題の修正