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アーカイブ:インタビュー特集
ツールが変化しても、最後にモノを言うのは根気と根性! ~青木薫さん
――青木さんの作品は、少し沈んだ色調とユニークな形状、蒸気・煙・雲などの表現が特徴的ですが、発想の原点はどこにあるのでしょうか?
青木:性格がじめじめしていて陰湿で暗い変わり者ということでしょうか?(笑)
発想の原点は私にもわかりませんが、SF映画や小説は好きですね。あとはバックパックであちこち旅行していたので、アジアやヨーロッパの風景や空気感に影響を受けたりしているのかもしれません。
――イラストとして完成された空気感は、そういった経験から生まれているのでしょうね。ほかに、影響を受けた作家とかアーティストはいますか?
青木:「SFは絵だねぇ」という野田昌宏さん※の有名な言葉には今でも勇気づけられます。
――たしかに、青木さんの作品はSFの魅力が詰まったような、センス・オブ・ワンダーに満ちた絵が多いですね。そもそもShadeを触るようになったきっかけを教えていただけますか?
青木:6年くらい前に、友人のをちょっと借りていじり始めたのがきっかけです。ズブの素人でしたが、その当時からけっこう解説本があったので、独学しやすくてのめり込んでいきました。
なんといっても、Shadeの魅力は初心者に優しいことだと思います。誰かが何処かで言っていたような気がしますが、「入口が広く入ってみると懐が深い」ソフトですね。
――Shade画像投稿機の記載を見ると、ShadeのR3という古いバージョンをお使いのようですが、何かこだわりでも?
青木:全くありません。ソフトが新しいOS対応でバージョンアップしていく中、ハードを買うお金がなかっただけです(笑)
画像投稿機には古い作品から投稿しているのでShade R3と書いていますが、最近はShade 8.5を使っていますよ。Shade 8.5の形状整列や始点の変更スクリプトなんか、本当に便利で夢のようです。でも、R3のころは全体的に機能がシンプルだったので、一つ一つ検証しながら習得できたのは良かったと思います。
――なるほど。今後はどのような作品に挑戦していきたいですか?
青木:存在感のある世界観を作りたいです。
――形状とか、シーンとかではなくて、世界観というところが、スケールが大きいですね。最後に、これからShadeをはじめる人に、応援メッセージをお願いします。
青木:Shadeがどんなに便利で多機能になっても、良いものを作るにはやっぱり根気と根性。一緒にがんばりましょう!
――ありがとうございます。本居宣長の「学問に近道なし」じゃないですけど、やはり、何事も辛抱強く集中力を維持し続けるのが重要ですね。さて、そろそろ私は集中力がなくなってきたので、このへんで……(笑)
青木:お疲れさまでした(笑)
※野田昌宏さんは、2008年6月6日、お亡くなりになられました。ここに故人のご冥福をお祈りいたします。
(このインタビュー記事は、CONTENT PARADISE NEWS 2007年09月13日号に掲載されたものです。)
(聞き手:たきざわ)
アーティストホームページ:青木薫のホームページ(http://www.aoki-kaoru.com/)