第1回 Shade 10にようこそ
Shadeじゃないみたい
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Shade 10ということは、Shade 1(※)から数えて、10個目のバージョンになります。
その前にはShade IIとかShade IIIとかの製品がありまして、本当のはじまりは、一人の少年がゲーム用の3Dデータを作るプログラムを書いた 1980年ごろにさかのぼります。少年は、元気だったらもうかなりのおじいさんですね。
さて、Shadeの歴史(※)を振り返ったところで、この連載ページ「Shade 10にようこそ」で最新バージョンについて語ってくれるメンバーを紹介しましょう。あ、一言ずつどうぞ。
山ウサギのエンディ 「まるでShadeじゃないみたいで、私にはどうも…」
スカンクのヘイ 「標準的なツールの流儀も取り入れたんですね、仕事がしやすくなっています」
カルガモのティーヨ 「すごいですよ。めっちゃくちゃ使いやすくなりました。楽しいです」
わたしは、司会役で、ふくろうのグミ。
Shade 10の開発メンバーもあとで顔を出してくれるかもしれません。
10は、Shadeの完成形!
(上段)Shade R1(下段左から)Shade 7、Shade 8、Shade 9の各パッケージ
Shadeが初めての方や、古いバージョンを使っている方のために、今度は最近のShadeについて少し振り返ってみましょう。いきなり、Shade10 の新機能の話では分からないですものね。
Shade 7では、シンプルShadeを掲げ、膨れぎみだったプログラムや機能が調整されました。
Shade 8では、他の3Dツールとの連携が強化され。インターフェイスも使いやすく変わりました。
Shade 9では、レンダリングのスピードがアップし、表現範囲も格段に広がりました。
Shade 10では、Shadeの持つ自由さとシンプルさはそのままに、初心者の方にも、他のツールを使い慣れた方にも、そしてこれまでShadeのユーザーにも分かりやすく、操作しやすいよう、インターフェイスを大幅に改良しています。また、他のツールやシステムとの連携をさらに深め、様々なシチュエイションでShadeが活用できるようにしました。
Shade 9で高速化されたレンダリングに関しては、さらなるチューンを行いながら、新しい表現の可能性がさらに追加されています。
そう、これまでのShadeの変化の完成形の1つが、Shade 10であるとも言えます。
初めての方は、是非、Shade 10に触れて、新しい世界を見出してください。
ユーザーの皆様は、必ずバージョンアップして、これまでで一番の制作環境を手に入れてください。
それでは、エンディ、ヘイ、ティーヨと一緒に、新しくなったShadeを見ていきましょう。
Shade 10にようこそ。
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