Shade 10にようこそ
※このコラムは、Shade 10 発売前の2008年1月18日 から2008年3月4日にかけて連載されたものです。
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第6回 新しいアイコンの秘密
ここで、ちょっとブレイク。Shade 10の図形ウインドウに出てくるアイコンのデザインを担当した、ハリネズミのチューさんに話をききました。
グミ:Shade 10では、コントロールバー(※)に見たことのないアイコンがたくさん並んでいます。また、これまで慣れ親しんできたアイコンのデザインも変更されました。これを全部チューさんがデザインされたのですか。
チュー:そうです。
グミ:制作にあたっての何か面白い話はないですか。
チュー:ありません。
グミ:えっ。
チュー:ふざけるのは嫌いですから。
グミ:(合わない)では、苦心されたところなど。
チュー:分かりやすくて探しやすいこと、そして作業の邪魔にならないことを念頭においてデザインしました。まず、ツールボックスの中にある「create」のボタンは、以前は球形をしていました。3Dソフトを初めて使う人はまず球を作ってみるのではないかと、それはそれで納得していましたが、抽象的すぎるのでペンの形に変更しました。より目につきやすく、分かりやすくなったと思います。コントロールバーのアイコンは、たくさんの機能を一箇所にまとめながら、難しい印象や煩雑な雰囲気にならないように、かつそれぞれのボタンが機能説明もできるように…。
グミ:あ、よく分かりました。他の開発メンバーからのリクエストはなかったんでしょうか。
チュー:全部オレンジ色にしろとか、手描きがいいとか、果物の形にしてとか、泣き声も欲しいとか…。
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コントロールバーのアイコン試作品(オレンジバージョン) (C)チューさん
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ツールボックス試作品
(スケッチバージョン)
(C)チューさん |
グミ:それは楽しいです…。
チュー:えっ。
グミ:違います。それはいけないです。
チュー:一応全部やってみたんです。でも、Shadeらしくなくて…。やはりモノトーンの陰影で表現することにしました。
グミ:やってみなくてもいいんじゃないですか。
チュー:それから、子供が生まれました。
グミ:えっ。
チュー:女の子です。
グミ:おめでとうございます。アイコンで言うと何でしょう。
チュー:「create」、かな。
グミ:ペン子ちゃん?
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※コントロールバー…Shade 9では、テキストによるボタンが並んでいました。Shade 10からは、そのほとんどがアイコンになり、種類も新機能に応じて増えています。初めてのアイコンでも、マウスのポインタを合あわせると解説がポップアップするので、比較的すんなりと分かります。コントロールバー全体を非表示にして、図形ウインドウを広くすることもできます。詳しくはこちらのページの解説をどうぞ。
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