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建築パースのプロに聞く 『事前に完成図をイメージしておくことが大切』
~春崎幹太さん~

春崎さんの作品

春崎さんの作品

――これまで春崎さんが関わった仕事で、「これは自慢できる!」というものはありますか?

春崎:2005年に開催された愛・地球博の、ささしまサテライト会場の俯瞰図です。制作範囲が広かったために手間や時間がかかりましたが、とてもやりがいがありました。
実は、背景に名古屋駅が入っているんですが、名古屋駅の図面なんて手に入るはずもなく、形状の把握ができなくて困っていたんです。ところが、おみやげ屋さんに入ったら、たまたま名古屋駅の模型を売っていて。おかげで、助かりました(笑)

――おみやげ屋さん、さまさまですね(笑) そもそもパース制作にShadeを利用するようになったきっかけは?

春崎:友人から紹介されて、Shadeを使うようになりました。それまでは手作業で透視図法を使って作図していました。手作業だと複数アングル作るのに手間がかかってしまっていたのですが、Shadeを使う事でアングルシュミレーションがとても楽になりました。

――パース図を仕上げていく際のコツなどありましたら、教えてください。

春崎:私の場合はレタッチすることで思い通りの形に仕上げていきますので、Shade上では形状を作るところまでを中心に力を注いでいます。レンダリングした際の影がイメージと合わない場合には、影なしでレンダリングしてレタッチで影を作ることもあります。

制作例:レタッチ前
制作例:レタッチ後

制作例:レタッチ前(上)とレタッチ後(下)

――レタッチするときのコツはありますか?

春崎:レタッチ作業をスタートする前に、きちんと完成図や作業手順を頭の中でイメージしておくことが大切だと思っています。レタッチする場所、各部の彩度やコントラストなど、あらかじめ具体的にイメージしておくことで、作品の完成度を高める工程としての「レタッチ」ができるんです。
手描きで添景を作ることが多いのですが、実写の画像を使う場合にも、完成図が引き立つようにイメージしながら加工して使います。

――作品を作る上でのこだわりについて、教えてください。

春崎:すこしでも柔らかい雰囲気になるように心がけて作っています。なにぶん感覚でやっているので具体的には説明しにくいのですが、中でも影にこだわっていますね。影を強く落としすぎないとか、絵の雰囲気に合わせて影の中に寒色や暖色を使うとか。

――なるほど。仕事をやっていく上で、今後どのようなことを心がけていきたいですか?

春崎:柔軟でありたい、と思います。この仕事には「これが正解」というものはありません。いろんな手法・スタイルがありますが、それぞれに長所短所がありますので、状況に応じて使い分けていきたいですね。もちろん、私の考えよりもクライアントからの要望のほうが優先されちゃいますけど(笑)

――確かに(笑) 春崎さんは水彩画の制作もお仕事にされているようですが、絵を描くようになったきっかけは?

春崎:手描きパースを仕事にしたことで、絵を描く技術を少し習得しました。そのせいか、ごく自然にパース以外のものも描くようになりましたね。

――影響を受けたアーティストはいますか?

春崎:イラストレーターの佐々木悟郎さんの影響が大きいと思います。でも、先輩レンダラーの皆さん、イラストレーターの皆さんからもたくさんの影響を受けました。実際には、先輩諸氏に育てていただいた、という気持ちが強いですね。

――そういった感謝の気持ちが、春崎さんの作品から漂ってくる「やさしさ」のようなものにつながっているのかもしれませんね。最後に教えてください。水彩画の仕事って、もうかります?(笑)

春崎:まだまだですよ(笑) 最近はじめたばかりなので、これからですね。

――今日はありがとうございました。今後も素晴らしい作品を期待しています。

春崎:ありがとうございます。

(聞き手:たきざわ)
アーティストホームページ:Indigo http://www.indigo2000.com/

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