| 概要 | 新機能 | 製品ラインナップ | シリーズ比較表 | 動作環境 | バージョンアップ |
面の選択、非選択
トレース選択のリアルタイム表示
三角分割、三角結合
三角形の組み替え
ブリッジ
法線の統一
1点に収束
直線
中心に整列
パララックスバンプマップを設定した例(上)通常のバンプマップ(下)パララックスバンプマップは設定された凹凸の影響を受けています
バンプマップの処理の際に、カメラの向きを考慮した計算を追加することで、より立体的な表現をすることができる機能です。 表面材質ウインドウにバンプマップの仮想的な高さの設定を追加しております。 通常のバンプマップと異なり、投影マップや形状が受ける影も凹凸の影響を受けることができます。
バンプ設定をした表面材質(左:Shade 8.5/右:Shade 9)
いままで、マッピングされた表面材質の設定は経験と勘が必要とされていました。 多くの場合は材質設定をしたものに対して部分レンダリングなどを行うことにより結果の確認をし、再度表面材質の設定をするという作業の繰り返しを行ってきました。 Shade 9では表面材質ウインドウのプレビューにレイトレーシングのナノレンダラーを搭載し、表面材質ウインドウの中で結果の確認をより正確に行うことが可能となります。
光沢、環境マップを反映した例
シェーディング表示に光沢、環境マップが表示されるようになりました。
投影マップ(X, Y, Z, 円柱, 球)の位置合わせをする際に、図形ウインドウにマッピングするイメージを表示します。これにより、位置合わせをしやすくするとともに、投影マップの種類とその効果を分かりやすくします。また、表面材質のマッピングイメージのタイリングをOFFにすることが出来ます。この機能は形状の一部分にのみイメージのマッピングを行う場合に有用です。
パーティクルフィジックスで作成した動画の例クリックで再生(要QuickTImePlayer)
噴水・爆発・煙・炎などの無機質な物体を表現するプラグイン機能を搭載しました。 また、衝突の判定や引力の反映、風の設定などの物理演算機能を搭載しております。 また、パーティクルフィジックスはShadeのメインウインドウの中での設定ができ、設定結果をすぐにプレビューすることもできます。
キーグループのカラー表示、レイアウトの変更、ツリーのライン表示、ボタンへのアイコン追加など各機能に対して視認性が向上されています。これによりモーション編集に対しての生産性が向上し、初心者にも分かりやすいインターフェイスとなっております。また、キーグループのドラッグでタイムストレッチ、シュリンクが可能となりました。
Shade 8.5との速度比較
Shade 9ではレンダラーのチューニンニグを徹底して行い、全般的な高速化が計られておりますので、いままで多くの時間を費やしてきたレンダリング作業の負担を大きく軽減することができます。また、パストレーシングは、イラディアンスキャッシュに対応することで、全般的な高速化が計られています。また、レンダリング品質も向上しております。 ※イラディアンスキャッシュはShade Gridを用いたレンダリングには対応しておりません。
フォトンマップの最適化も図られております。収集スケール値を設定出来る様になり、この値を調節してフォトンの収集半径を最適化することができます。 また、点光源鏡面方向マップチェックボックスが追加されました。このチェックボックスをONにすることで、点光源があるシーンで鏡面または透明が設定された形状がある場合に、コースティクスフォトンマップの計算が高速に行われます。
パノラマレンダリングで従来の円柱投影に加え、新しく球/ライトプローブ/キューブマップ/バーティカルクロスの投影手法が追加されました。
人体や動物などをモデリングする際に手間と時間のかかる毛のモデリングを簡単なマウス操作で補助する機能です。 その機能の名前の通り、カットしたり毛を整える作業などをボタンで切り替えマウスでなぞることで実現をし、任意の髪型を短時間でセットすることができます。
ポリゴンメッシュに存在する3頂点ポリゴン、4頂点ポリゴン、その他のポリゴンの面の一括選択を自動で行ないます。 また、一括で非選択にすることも可能です。
ポリゴンメッシュの面をトレース選択する際の選択面がリアルタイムに表示される様になりました。これによりドラッグ中に現在どの面を選択しているかが分かりやすくなりました
選択されたポリゴンを一括で3頂点ポリゴンに変換をします。逆に選択された3頂点ポリゴンを一括で結合し、4頂点ポリゴンにすることもできます。
三角形のポリゴンの分割位置を組み替えします。
選択されたポリゴン間をつなげる機能です。
選択したポリゴンメッシュの面法線をすべて同じ向きに統一します。 複雑な形状の編集をした際に意図せずに裏側に反転してしまったポリゴンの向きを統一することができます。
複数選択したポリゴンの頂点を1点に収束させます。複数選択の際に最初に選択をした頂点に、他の選択した頂点を収束させます。
複数選択したポリゴンの頂点をすべて直線上に配置をします。 最初に選択した点と最後に選択した点の位置はそのままで、中間で選択した頂点の位置を、最初に選択した点と最後に選択した点を結ぶ直線上に自動的に再配置をします。
センタリングして整列ができるようになりました。 (上下、前後、左右の選択ができます)
Shade内にWeb表示可能なウインドウを表示できる機能を搭載しました。 e解説などShadeの解説コンテンツの再生、コンテンツパラダイスなど素材購入、ShadeGirdレンダリングサービスの予約をはじめ、Shadeフォーラムの参加やサポートへの連絡、ユーザー登録などをブラウザに切り替えることなく行うことが可能です。 htmlベースのコンテンツをユーザー自身で追加できますので、Shadeを使用しながら閲覧する機会の多いコンテンツを追加してメモ代わりに使用することも可能です。
各ボタンのデザインの変更や配色の調整を行い、選択の可否などをわかりやすく行うことが可能となりました。 また、ボタンを含む、ウインドウの配色の変更などをはじめとしたインターフェイスカラーのカスタマイズの強化を行いました。使用がしやすい状態にカスタマイズすることができます。
panツールに「選択形状にあわせて回転」が追加されました。この機能は選択されている形状、頂点、稜線、面から特定できる面が三面図のいずれかに対して平行になるように表示を回転します。これにより面にそった形状等を容易に作成することが出来ます
レンダリングサイズの設定のみを行う場合でも設定ウインドウを表示させなければなりませんでしたが、Shade 9ではイメージウインドウの中で幅と高さの調整を行なうことが可能となりました。 また、レンダリング作業中にイメージウインドウのスケールの拡大縮小などを行えるようになりました、大きなサイズの画像のレンダリングの際などに非常に効果を発揮します。
イメージの管理機能が追加されました。シーンに読み込まれたイメージはブラウザにリスト表示され、複数の表面材質、背景、バックドロップで共有することができます。また、マスターブラウザによりイメージ、マスターサーフェス、リンクの参照関係の表示がされるようになりました。この改善は、画像の差し替えなどを容易にするだけでなく、イメージの共有によるメモリの軽減にも効果を発揮します。
従来のShadeGridの設定, レンダリングサービスに関する設定をShadeGridマネージャとして集約しました。これによりローカルネットワーク/レンダリングサービスでのネットワークレンダリングの各種設定を一括して管理出来る様になります。
表面材質ウィンドウのマッピング設定、背景ウィンドウ、無限遠光源ウィンドウのレイヤー操作が統一されました。移動/追加/削除ボタンが全てのレイヤーポップアップメニューの横に追加され、レイヤーの編集がより直感的に操作出来ます。
HDR画像の一種であるPFM画像(Portable Floatmap)形式の入出力に対応しました。
法線、UV値、表面材質(拡散反射のRGB値、光沢1のRGB値、光沢1のスライダ値)、テクスチャ(diffuseのみ)の出力に対応しました。。