第12回 イン・アウト その4
セカンドライフ
グミ:ふー、長かったですね、Shade Home Design。ゲストもなんか雰囲気のある人ばかりでした。
ティーヨ:Shade 10にもどりましょう。Shade 10の新しい出力機能と言えば…。
グミ:分かってますよ。開発でセカンドライフエクスポータを担当された、ガマガエルのジャーダさんに来ていただきました。ジャーダさん、ようこそ。
ジャーダ:はい。
グミ:話題になってますよ。セカンドライフ(Sculpted Prim)出力。
ティーヨ:いや。そんな騒がれるほど、たいしたものじゃないですよ。
グミ:というと?
ジャーダ:Sculpted Prim自体が制約の多いフォーマットで、なんでもかんでも受け付けてくれるわけじゃないのです。実際は、単純なパーツが書き出せる程度でね。
ヘイ:そうなんですか。じゃあ、セカンドライフはここまでにしましょう。次は…。。
Shadeと仮想空間
○○:ちょっと待った!
グミ:その古風な入り方は、ユーザー代表のカラスのヤットさん。
ヤット:開発者から見るともの足りなくても、ユーザーから見れば、あるとなしじゃ大違いってことはよくあるんでい。
ティーヨ:ええ、その通りです。確かに、Shadeで作った完成度の高いカワイ娘ちゃんやおうちが、そのままセカンドライフで表示されるわけではないのですが。
ヤット:使い慣れたShadeの自由曲面でSculpted Prim用のデータが作れるというのは、めっちゃすごいことだっつーの。
ティーヨ:そうなんです。フリーソフトでは限度があるし、ちゃんとするなら何十万円クラスのハイエンドツールでしかできなかったことが、1万円そこそこのShade 10 basicでも可能になるんですもの。
ジャーダ:そうでしょう、これは一種の
ブレーイクスルー
ってやつです。これをきっかけにShade10(※)とそのユーザーが仮想空間世界を変えていくのです。
グミ:さっきと、態度が違います。
| Shadeで作ったハート型のイス(左)を出力して、セカンドライフで表示(右)させた例。
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