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スペシャル
Vue つまみ食い! Shadeユーザーのための連携講座 1
【掲載日:2010年5月7日】
こんにちは、みなさん。今回つまみ食いするのは、3D景観ソフトの「Vue 8」です。
「Vue 8」は、3Dで自然景観を作成し、アニメーション化までこなします。簡単に高品質の3D景観が作れる操作性も高く評価されていますが、そのレンダリング品質 にも定評があります。 景観作成は、Shadeではちょっと?大変ですので、早速「Vue 8」と連携することにしましょう。
今回は、「Shade」でIBL(イメージ・ベースド・ライティング)を行うためのHDRイメージを「Vue 8」で作成する手法をご紹介いたします。
●「Vue 8」で「大気」をデザインする。
「Vue 8」では自由に大気をデザインすることができます。細々とパラメータを設定していくのも良いのですが、ここでは簡単に、用意されているプリセットからデザイすることにしましょう。
「Vue 8」を起動したら「大気」メニューから「読み込み」を選択してプリセットを表示します。今回は「芸術的」>「日中」>「好天スペクトラル」から「サン・ペドロ・テルモ」を選択しました。
空の作成はこれだけです。「OK」すると、「メインカメラ」と「メインカメラ表示」内に作成した空のプレビューが表示されます。
続いて、「オブジェクト」の「作成」から「地面」を選択して無限平面による地面を作成します。
無限平面のプレビューをダブルクリックして「詳細質感エディタ」を開き、さらに「読込」から質感のプリセットを表示します。ここでは「岩と草地」を選択しました。
クイックレンダリングで空と地面を確認してみましょう。
これで空と地面の作成は終了です。あとはお好みで「大気エディタ」を使用して霧やカスミ、太陽の仰角などを調整することもできます。
レンダリング設定では「最終レンダリング」と「内部」、「パノラマレンダリング設定」、「球面レンダリング」にチェックを入れます。レンダリング先を「別ウインドウ」にして「レンダリング開始」をクリックすると、美麗なパノラマイメージがレンダリングされます。今回の画像サイズは「1200x600」としました。
レンダリング完了後の「ポストレンダリング」ウインドウでは「ナチュラルフイルムレスポンス」をオフにしましょう。これにより、Shadeでの「光源としての明るさ」が適正に処理されるようになります。
完成したレンダリングイメージを「Hight dynamic range」形式で書き出し、「Vue8」での作業は終了です。
●ShadeでHRDイメージを使用する。
続いて、Shadeでレンダリングするイメージを用意しましょう。背景ウインドウにイメージを設定し、保存したHDRイメージを読み込みます。領域を「全体」、投影を「球」に設定します。図面の「背景を表示」をオンにして、カメラを操作すると、読み込まれたイメージを確認できます。
ShadeExplorerより「scene_design.shd」をシーンに読み込み、カメラアングルを設定します。光源はHDRイメージのみとし、無限遠光源は0に設定します。
レンダリングの手法を「パストレーシング」、大域照明も「パストレーシング」に設定して、レンダリングしてみましょう。
光源が足りず暗い仕上がりになりましたので、光源としての明るさを5.0に変更しました。再度レンダリングしてシーンの完成です。
同じ手順で、「ゴッドレイ」をベースにHDRイメージを作成し、Shadeで使用してみました。このように、Vueを利用するとHDRイメージを簡単に作成することができますので、自作HDRイメージで色々なシーンを作ってみてはいかがでしょうか。