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スペシャル
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【掲載日:2010年7月9日】
こんにちは、みなさん。今回は、「Vue 8」のEcoPaint機能についてご紹介します。EcoPaintでは岩や植生、オブジェクトをスプレーするように、しかも無数に配置することができます。Shadeの森シリーズから、古代ギリシアの神殿や彫像を用意して、雲間から挿し込む光条の中、朽ちた時間の中に佇む遺跡を作ってみましょう。
Shadeでギリシア遺跡を用意する。
ギリシア神話の遺跡をShadeで用意します。今回は「森シリーズ」の「神話の森」から数点ピックアップしました。柱にはレンダリングブーリアンが設定してあるパーツがありますので、モデリングブーリアンで単体のポリゴンメッシュに変換しました。彫像の表面材質も、柱と同じものを設定し、古ぼけた感じに変更してあります。柱2つは、大地に寝かせて利用するので横倒しにしておきます。
もうひとつ、ShadeExplorerより「cosmos」も使用します。これらをすべて、わかりやすいフォルダにまとめて、通常のShadeシーンとして保存しておきます。
「Vue 8」で地形を作る
「標準地形」から作成した地形を、地形エディタで「台地」と「高原」を数回クリックして、「多少の段差のある、滑らかな丘」に編集します。
地形ができたらカメラを操作して、小高い丘のようになっている部分がセンターにくる位置にアングルを設定します。ここでは丘の傾斜がきつかったので、地形の高さも低めに変更しています。
Shadeオブジェクトを配置する
「オブジェクトの読み込み」より、用意したShadeシーンを読み込み、作成した地形の上に配置していきます。読み込んだオブジェクトをドラッグして、配置したい位置の少し上に配置し、編集から「オブジェクトの落下」を実行すると、地形の上に落下します。「オブジェクトのスマート落下」では地形に合わせて落下します。落下したオブジェクトを地面に少し埋まるようにドラッグして、それぞれのオブジェクトを配置していきます。
コスモスをEcopaintする
Ecopaintで、「追加」から「オブジェクト」を選択し、Shadeのコスモスを読み込み、地形に配置します。ブラシで地形をドラッグすると、コスモスが地形の上にペイントされるように配置されていきます。
植生をEcopaintする
枯れ草や、芝生、樹木などを「Vue 8」のプリセットより追加して、コスモスと同様に地形にペイントしてシーンを仕上げていきます。樹木にはカラーリングで少し枯れた色合いを追加しています。
大気と地形を設定する
大気エディタより、プリセットの「芸術的」から「効果」の「Godrays」より「アニメーションゴッドレイ」を選択します。
地形には、プリセットより「草」を設定し、ここで一旦確認用にレンダリングしてみましょう。
大気の光源を編集する
強いゴッドレイが差し込みドラマチックですが、オブジェクトが暗くつぶれているので、大気エディタの「光源」タブの「光源パランス」を「50%」にして、影の部分を明るめに設定します。ゴッドレイは雲の影が大気に落ちているものですから、シーンを明るくするほどゴッドレイの効果は薄れます。ここでは微かに感じる程度のゴッドレイとしました。
光源位置や、オブジェクトの配置の微調整をし、本番用にレンダリングします。
レンダリング後にポストレンダリング設定で「露出」を調整して、遺跡のシーンの完成です。