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関連コンテンツが続々登場
Shadeは勢いに乗ったまま進化を続け、99年11月にはShade R4シリーズをリリースする。このバージョンよりMacintosh版、Windows版が同時に発売となる。特にShade Professional R4に標準搭載されたラジオシティは品質、スピードともに高い評価を得て、次々と美しい建築パースが発表される。これにより、3Dキャラクターに偏っていたShadeのイメージが一新され、また新たなユーザ層を開拓する。

これに呼応するように、Shadeの様々なコンテンツも登場する。Shade実用3Dデータ集/森シリーズは99年7月の発売開始以来大きな支持を得て、合計10タイトル以上を数える人気シリーズとなった。また、Shadeバーチャルトレーニングコースシリーズは従来行われていたShadeのセミナーの内容をテキストやムービーによって解説するもので、7タイトルがリリースされた。このシリーズはShadeの次期バージョンである、Shade R5でも続編がリリースされるほどの人気を集めた。さらに2000年には実際に製造・販売されている工業製品や生活雑貨を3D形状データにした「プロダクトデータ集」シリーズもリリース。複数のメーカーに対応したデータ集が発売され、より高品質な3D形状データを容易に得ることができるようになった。

さらに、「FeiFei」が登場する。99年に登場後、2000年には「FeiFei 3Dデータコレクション」が発売され、大きな反響を呼んだ。日本サムスンの広告として、ラッピングバスや渋谷の巨大看板が登場するなど、各種メディアで大活躍する。
FeiFei
ブルームーンスタジオの沖 考智氏によって生み出された3DCG美少女キャラクタ。その人気は日本だけに留まらず、中国(上海)でプロデューサーである岡崎氏のサイン会が行われたほどである。
社会に認められたShadeシリーズ
Shadeシリーズはこの時期に多くの関係各賞を受賞している。ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー(財団法人 ソフトウェア情報センター主催 ソーシャル/ライフ分野部門)、Computer Graphics World AWARD(月刊コンピュータグラフィックスワールド誌主催)、MacPower Products of The Year(Mac Power誌読者と編集部によって選定)、グッドデザイン賞などの各賞で、これらはエントリーモデルや関連製品などによって、数多くの方にShadeが認知、評価された一つの結果と捉えることができるのではないか。

Shadeは更にバージョンアップを続け、2001年のShade R4シリーズのアップデータで評判のラジオシティを全グレード対応とし、更に手描き感覚で簡単にモデリングできる「マジカルスケッチ」を搭載した。そして、満を持してShade R5シリーズをリリース。翌2002年にはShade 6シリーズをリリースし、ハイエンドレンダラー「LUXOR」をはじめとする様々な機能を追加し、Shadeは更なる発展を続けていく。
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