イベント案内:山本正記が染める×河口洋一郎の世界
イベント案内:山本正記が染める×河口洋一郎の世界
コンピュータで描かれ、実際の着物にプリンターで出力し縫い合わされ仕立てられたCGアート着物。第一人者である山本正記氏と河口洋一郎氏による「山本正記が染める×河口洋一郎の世界」展が、1月30日より東京・市ヶ谷の山脇ギャラリーにて開かれます。
6年間に渡るCGアートの着物の集大成として20点もの着物が展示されます。
山本正記氏からのコメント
大学で染織を学んだ私が最初にPCを使うきっかけとなったのが、MacとPainterと云うアプリケーションでした。それは「此れを使うと絵皿とか片付けなくて済むんだ」程度のある種、よこしまな考えからで在った様に記憶しています。当初、私のMacのアプリケーション達は日本語を理解せず、また解説本なども無い時代でしたので、手探り状態でこれを動かして居ました。しかし、今考えると、このマニュアルが介在しない(正確には在るのだが読めなかった。或は理解出来なかった)が私とMacの関係を、只の「使用者」と「道具」の関係とは違うものにした様に思います。以来、この「魔法の箱」(私に取っては未だに魔法の箱なのです)は私に「innovation」と云うプレゼントをしてくれます。(時々ですが)
こういったグラフィックソフトウェアが「魔法の箱」になるかもしれません。どんな作品が完成したのか、ぜひ見に来ていただければ、これ以上の喜びはありません。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
プロフィール
山本正記氏
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現在 大妻女子大学家政学部被服学科 助教 染織家 美術家 デザイナー 1959年広島生まれ。東京芸術大学大学院修了後、染色技法による立体作品を発表。国内外で展覧会多数。2007年よりPCとインクジェットプリンターを使用した「オンデマンドファッション」の制作に携わる。同じく2007年よりASIAGRAPH「巨匠」「創賞」アワード贈賞用CGアート着物のデザイン・制作 |
河口洋一郎氏 |
東京大学大学院情報学環教授 アーティスト 1952年種子島生まれ。1975年からCGに着手し、自己増殖する「グロース・モデル」で独自のアート世界を確立。超高精細立体視映像の濃密度感の創出を特徴とする世界的CGアーティストとして活躍中。2010年ACM SIGGRAPH国際大会にて栄誉あるディスティングイッシュト・アーティスト・アワード受賞 |
展覧会詳細
◆開催日: | 2013年1月30日(水)~2月5日(火) |
◆開催時間: | 11:00~18:00(初日13:00より、最終日16:00まで) |
◆場所: | 山脇ギャラリー 〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21 TEL 03-3264-4027 / FAX 03-3264-4025 |
◆レセプション: | 2月4日(月)15時から開催 |
◆主催 | ASIAGRAPH CG アートキャラリー |
◆後援 |
株式会社イーフロンティア |
◆協力 |
山脇美術専門学院 |