Shade 10シリーズ
Shadeシリーズとはイーフロンティアが発売している3DCG作成ソフトの事です。
このソフトを使用すれば、建物、道具、人間などさまざまなものをCGとして作成することができます。
22年前の最初の製品から累計出荷本数が50万本を超え、国内で最も使用されている3DCGソフトウェアとなったShadeシリーズは、映像制作やグラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築など様々な用途に用いられています。
2008年現在、Shadeシリーズは、「Shade 10」が最新版となります。Shade 10は、「Shade 10 Basic」、「Shade 10 Standard」、「Shade 10 Professional」の3つのグレードがあります。
主な機能の紹介
オールインワンパッケージ
Shade 10シリーズは、3DCGの作成に必要な機能が全て搭載された、オールインワンパッケージです。 シンプルな操作性で立体を入力する「モデリング機能」、リアルなイメージを描き出す「レンダリング機能」、シーンを生き生きと動かすための「アニメーション機能」が備わっています。
インターフェイス
Shade 10シリーズではほとんどの作業を行う「図形ウインドウ」と
モデリング機能などが収められた「ツールボックス」、各種設定を行う
ための「統合パレット」などのユーティリティウインドウで3DCGを作成
します。
モデリング
Shadeシリーズでは、ドローソフトのような操作性で立体を作成できる 「自由曲面」とゲームなどで一般的に用いられている「ポリゴンメッシュ」を はじめ、様々なモデリング機能を取り扱うことができます。
自由曲面モデリング
ドローソフトのような操作性で曲線から立体の面を作成していくモデリング機能を搭載しています。
ポリゴンモデリング
多くの3Dソフトで一般的な、小さな面を多数組み合わせて様々な形を作り出すポリゴンモデリング機能も搭載しています。Shade 10では本格的なUV編集モードも搭載しました。
テクスチャマッピング
画像を形状に貼付けるテクスチャマッピングを施すと、形状の存在感を演出することができます。 Shade 10にはXYZ全ての方向から画像を貼付ける「ボックスマッピング」機能と投影マッピングの実寸指定機能が搭載されました。
レンダリング
3D空間に配置したカメラでシーンを撮影することを「レンダリング」といいます。Shadeシリーズは、写真のようにリアルな画像を作成できる 様々なレンダリング機能を搭載しています。
レイトレーシング／パストレーシング
形状の微妙な陰影や影を正確に表現できるレンダリング手法として「レイトレーシング」、さらに反射や影のぼけを表現するための高品質静止画用に「パストレーシング」を搭載しています。
大域照明：ラジオシティ
Shadeに搭載されている「ラジオシティ」を用いると、 正確な照明のシミュレーションと高速なウォークスルー アニメーション制作が可能になります。
アニメーション
Shadeシリーズでは機械的な動きを簡単に設定できる「ジョイント」アニメーションやキャラクタに動きを与えるための 「ボーン」機能など、アニメーションを設定するための機能を備えています。
ジョイントアニメーション
回転／直線移動／拡大縮小などを制御する「ジョイント」 に形状を埋め込んでアニメーションを設定すると、機械的な動作を簡単に表現することができます。
キャラクタアニメーション
自由に移動、回転できる「ボールジョイント」を組み合わせて骨格にあたる「ボーン」を作成し、形状に「スキン設定」を行うことで3Dキャラクタ自由に動かせるようになります。
セカンドライフクリエイターを目指せ
Shade 10で作成した形状を話題の仮想世界セカンドライフに持ち込むことが可能になります。
Shade 10シリーズからはセカンドライフに読み込むことができるSculpted Primsを書き出すことが可能です。
セカンドライフクリエイターデビューを果たすために、Shade 10cは大きな助けとなるでしょう。
たくさんの仲間たち
発売開始以来、50万本を超える出荷本数となったShadeシリーズは日本で最も普及している3DCGソフトウェアとなり、多くのユーザーが既にShadeをで作品を作っています。
Shadeの公式Webサイトに開設されたユーザーギャラリーには、毎日新しい作品が投稿され、既に3500枚を超える作品を閲覧することができます。
