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Shade 11



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スペシャル

Shade 11 記者発表会レポート

(掲載日:09.11.13)

イーフロンティア社長・安藤が熱弁をふるいました。

2009年11月6日(金)に「Shade 11」を中心とした3DCGソフト新製品の記者発表会が開かれました。会場は東京都港区、神宮球場の側にある「スタジアムプレイス青山」です。熱気にあふれる会場は、ほぼ満席。大興奮の発表会の様子をご紹介します。

オープニングはIKEDA氏入魂のムービーから

オープニングはIKEDA氏入魂のムービーから

最初に会場に流れたのは、CGクリエイター・IKEDA氏が作成したプロモーションムービー。Shade 11 Basicのパッケージにも採用されているイメージキャラクター「チャン」の挨拶から、メタリックな侍、戦艦とIKEDAワールドが展開されます。

「Shade 11」のキーワードは「繋がる」

「Shade 11」のキーワードは「繋がる」

「Shade 11」画面ショット

2009年12月に発売となるShade 11。そのキーワードは「繋がる」です。他のソフトとの連携を大幅に強化し、基本部分から作り直したのだと、イーフロンティア社長・安藤が熱弁をふるいました。
Shade 11の新機能を実演しながら解説したのは、3DCGエバンジェリスト、イーフロンティアの藤井太洋。
イラストなどをトレースして立体化する「スケッチモデラー」、複数の写真を使い、特徴点の抽出して写真をテクスチャにした立体形状を作成できる「フォトモデラー」、空気や光の存在感を演出する「ボリュームライト」、作成した3Dオブジェクトを直感的に変形できる「ケージモディファイア」など、多くの新機能が紹介されました。
フォトモデラーによって、MacBookの写真が立体化していく様子、ケージモディファイアでお馴染みのShadeキューブ(パッケージに使われている立方体)が踊る様子など、より便利になったShadeが実感できる濃密なデモンストレーションの数々。
それに加えて注目を集めたのは「Google SketchUpの読み込み対応」でした。Shade 11は、世界最大の3Dライブラリ、Google 3Dギャラリーとの「繋がり」を生み出す。これからの展開が気になるひとコマでした。

イメージキャラクターのモデル、「チャン」さんが、会場に来ていました!

また、Shadeの発表の最後に待っていたのはサプライズ。なんと! Shade 11のイメージキャラクターのモデル、「チャン」さんが、会場に来ていました!
画面に映し出されるキャラクターと本当にそっくりで、会場がどよめいた瞬間でした。

園田浩二の語る「Poser 8」

園田浩二の語る「Poser 8」

続いて登場したのは、精力的に日本各地でデモ回りをするイーフロンティアの園田浩二。2010年早春に発売予定の「Poser 8」を紹介しました。
インターフェースの刷新、従来の衣服を新しいフィギュアで再利用できるワードローブウィザードの解説に加え、人体モデルの筋肉の表現がより幅広く、そして自然に表現できるようになった点を実演。また、Poser 8で作成した歩行アニメーションをShade 11に取り込み、コピーすることで群衆を表現する手法を解説しました。どんどん増殖していく「走る男」の様子に、会場からは笑い声が上がる一幕も。

Shade、Poserとの連携も! 景観作成ソフト「Vue 8」

景観作成ソフト「Vue 8」

Vue 8

発売から昨年で15周年を迎えたVueの最新版、2009年早春に発売予定のVue 8を紹介したのは、イーフロンティア製品企画グループ、Vue担当の池田。
雲や地面の表現が、簡単な操作で実現できること。操作性、表現力がさらに高まっていること、さらに、ShadeやPoserとの連携も容易で、データの読み込みが終われば、大気の変更だけでまったく違う雰囲気のシーンが作成できることなど、Vue 8の魅力を実演を交えつつ解説しました。

Flashをサポートしたバーチャルワールド「Blue Mars」

バーチャルワールド「Blue Mars」

Flashをサポートしたバーチャルワールド「Blue Mars」

米Avatar Reality社の橋本氏は、同社が開発中のバーチャルワールド「Blue Mars」について語りました。
イーフロンティアとの業務提携により、Shadeで作成した3DアイテムをBlue Mars上で扱える点、そして同社で想定しているビジネスモデルとして、仮想空間上の店舗賃貸、アイテム販売について言及しました。
また、今回の発表で注目されたのが、Flashがサポートされたことです。仮想空間上のスクリーンでYouTubeの動画を再生したり、Google Mapを操作したりといったデモンストレーションが行われました。さらに、テトリスなどのゲームも含め、Flashコンテンツが平行して仮想空間上で動いている様子は、とても未来的でした。

Shadeの技術を利用した建築CAD「SuperSoft」II

Shadeの技術を利用した建築CAD「SuperSoft」II

スーパーソフトウェア株式会社の大津氏は、同社の建築CAD「SuperSoft」IIを発表しました。「SuperSoft」IIは、Shadeのコア技術が利用されている建築CAD向け共通部品フォーマット「SPEED」に対応しており、設計した図面をShadeのモデルデータとしてエクスポートする機能が搭載されています。
デモンストレーションでは実際に設計図面を高品質な3DCGとしてレンダリングし、さらにShade 11で実際に読み込む様子が披露されました。

「タッチ&トライ」コーナー

大好評のうちに幕を閉じたShade発表会。紹介された製品を体験できる「タッチ&トライ」コーナーには、発表会の終了後も興奮覚めやらない来場者で人だかりができていました。
より進化したShadeを、これからもどうぞよろしくお願いします。


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