そして融合へ
Poser開発者からのメッセージ〜A Message to Shade Users,
Ulrich Klumpp /e frontier America Inc. Poser Product Manager
Shadeユーザの皆様へ
Poserって何?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、このソフトウエアをあまりご存知でない方でも必ずPoserによって作成された作品をご覧になったことががあるでしょう。また、多くの本や雑誌、ウェブサイトがPoserを使用したアーティストさん達によりデザインされています。私達は、Poserを3Dフィギュアデザインおよびアニメーションソフトウエアと呼んでいます。
Poserは当初は画家が参考にするためのデジタルマネキンとして作成されました。それは、美術の参考資料として最も優れたツールであったのと同時に、重要な役割を持つ3DCGアプリケーションとして成長しました。
Poserの特徴には、ダイナミッククロスや、ダイナミックヘアがあります。Poserが発売されて10年になりますが、その間に進化を続け人体に関連する創造的タスクを達成できる、素晴らしいツールとなりました。
さらに、Poserは人間の形状を描くだけでなく、動物、ロボット、コミックキャラクタその他骨組みがありポーズをとることのできるあらゆるものを作成することができます。
さらに、Poserを初めて起動したときに、多様なフィギュア、髪型、洋服、ポーズ、小道具、素材がすでに用意されています。
Poserは、様々な方法であなたが作成した3Dシーンを出力することが可能です。
静止画やAVIやFlashなどのアニメーションを作成してみたいでしょうか?写実的な画像を作成してみたいでしょうか?それともセルアニメ風や手描きスケッチ風がお好みですか?Poserはどのような用途にも適しています。
Shadeの新バージョンに興味があってこのサイトに来られたんですよね。なのになぜPoserなのでしょう。なぜなら、ShadeとPoserは相性が抜群だからです。Shadeは3DCGにおいて遭遇するほぼすべてのタスクを実現するツールを備えています。
Shadeは3Dであなたが想像するすべての物(キャラクタを含む)を作成して、アニメーションにすることが可能です。しかし、Poserコンテンツの素晴しくリッチな世界を上手く活用するとより便利で面白くなるでしょう。
Poserのフィギュアストックの中から、ひとつを選び、PoserFusionを使ってShadeにアニメートされた場面を読み込んだり、ウォークデザイナーを使ったりすることができます。Poserを使用すると衣服や髪の毛に対する物理シミュレーションを行ないリアルな動きを再現することができます。
ほら、新しく作成したビルを颯爽と歩くフィギュアがみえてきましたね!
熱心なPoserユーザの皆さんはPoserに必要なすべての3Dメッシュを作成するために、Shadeが強い味方であることをすでにご存知かもしれません。
将来、私達はPoserとShadeの間により密接な互換性を持たせることを考えています。これは、Shadeの中で、開くことのできるPoserシーンのすべての局面を保存する機能をもたせるということを意味し、これには、最新の表面材質も含まれます。
Shade 8はまさしくShadeの20年の歴史の中でも最高峰の製品であり、これは私どもにとっても、心躍る出来ことです。Shadeは非常にすばらしいモデリングツールであり、Shadeユーザの皆様は、ベジェ形状や自由曲面のパワーに喜びを感じることでしょう。
しかし、ポリゴンモデリングのほうが適している場合もあります。よって、ユーザの方々はShadeの伝統的なベジェ曲線モデリングツールおよび新しく強化されたポリゴンモデリングという2つの選択を持つという、幸せな体験をすることになるでしょう。
Shadeには非常にたくさんの伝統的な機能があるにもかかわらず、そのプログラムは常に3DCGの最先端に位置しています。たとえばよりリアルなシーンを作り出す新しい高度な技術があったとすれば、皆さんは、Shadeがすぐにそれらの技術を取り入れることを確信できるでしょう。
けれど、もちろん、レンダリング品質がすべてではありません。また、皆さんがどのようにレンダリングするかが非常に重要になります。
よって、Shade 8のユーザとして、皆さんはShadeGridにおけるレンダリングを非常に楽しむことができると考えています・・・特に、今や
basicやstandardバージョンでさえも、ShadeGridが使用できるのですから!
すばらしいデジタルアートを一緒に作りましょう!
私達は皆さんにツールを提供します、皆さんは感動を形にしてください!
Uli Klumpp
Poser Product Manager
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ShadeとPoserを連携した、作品づくり
ShadeとPoserを連携して使用することで、作品の幅が広がります。 今回は、ShadeとPoserを用いて高品質なキャラクタイラストレーションを作成してみます。豊富なShadeの形状データ集とPoserの高品質なキャラクタを組み合わせるだけで、モデリングすることなく3Dイラストレーションを作成することができます。
→Poserの製品情報を見る
1.Shadeの形状をOBJで書き出し
Shade上でのヴァイオリン
Shadeの形状素材集から、ヴァイオリンの形状を選び出し、OBJ形式で書き出します。ShadeのOBJ書き出しでは、Poserで小道具として読み込むときに便利なように「Poser単位に変換」する機能があるので、サイズや位置を考える必要がありません。
2.Poserでポーズを付ける
Poserの画面
Poserにバイオリンと弓を読み込み、フィギュアパック「Miki」のフィギュアにヴァイオリンと弓を持たせます。いくつも用意されているポーズの中で,立ち姿の美しいポーズをもとに、腕と頭だけポーズを再設定します。
3.Shadeでレンダリング
Shadeにインポートした内容
PoserFusionを用いて、ShadeにPoserファイルを読み込みます。微妙な曲面や材質館が重要な弓とヴァイオリンは、Shadeの形状を用いることにしました。カメラアングルを設定し、ライティングを施すことでShadeの写実的なレンダリングによって仕上げます。今回はシンプルな白バックでレンダリングを行い、Shade professionalの被写界深度プラグイン「DepthPlus」で自然なピンぼけを演出しました。
4.完成
完成した画像
このように、ShadeとPoserを使用することで、高度な作品を少ない手間で作成することが可能です。 また、ShadeやPoserは他の3Dアプリケーションに比較して、低価格で高品質な形状データが豊富にあるのも大きな特長であり、メリットです。
今回の例で使用したデータ集(Shade用データ)
新版 Shade実用3Dデータ集 クラシックの森
新版 Shade実用3Dデータ集 クラシックの森 →製品情報 →イーフロストアで購入
Shade実用コンテンツのご紹介
今回の例で使用したデータ集(Poser用データ)
Poser フィギュアパック 「Miki」
Poser フィギュアパック 「Miki」(2005年7月22日発売予定) →製品情報 →イーフロストアで購入
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