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SPEEDフォーマット評議会メンバー紹介

コンピュータシステム研究所

コンピュータシステム研究所はVSTシリーズに代表されるCADシステムの開発・販売を行っている会社です。付加サービスとして建材メーカー70社との協力体制によりVSTシリーズ用のコンテンツの配信を行っています。そして、コンテンツ供給体制を独自にお持ちですが、SPEEDフォーマット評議会のメンバーです。

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営業本部 代理店事業部 建築プロダクト プロダクトリーダー 古塩 淳氏(写真左)
開発センター 第二開発課 課長代理 稲生 陽介氏(写真右)

●SPEEDフォーマット評議会への参加の経緯

私たちは独自に建材メーカーなど70社の協力を得て、コンテンツを独自に作製し、CADシステムを利用しているお客様に配信しています。「せっかくそこまで作り上げているのに、なぜ、それを捨てるようなマネをするのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、私たちが単独で動くよりもCADベンダー各社が協力するというのは非常に有意義なことだとの考えもありました。そして、新しいフォーマットの検討が行われているという事は知っていましたが、きっかけをつかめずにいました。
最終的にDTS蛭田氏の紹介の労により、昨年10月に検討会に参加しました。

●現状の課題や悩み

私たちはCADシステムの部品制作に自社開発の汎用CADシステムを使っています。
そして、それらの過去の部品の資産を活かすために、この汎用CADシステムにSPEEDライブラリを組み込むことにしました。幸いなことに汎用CADシステムとSPEEDフォーマットのベースであるShadeはソフトウェアの設計思想が似ているために、SPEEDライブラリの組み込みは予想以上に早く進みました。現時点で、汎用CADシステムではSPEEDフォーマット部品の読み込みと Shadeファイルの入出力に対応しています。一部の幾何形状やマッピングの定義が汎用CADシステムとSPEEDフォーマットでは異なるためにポリゴンメッシュに変換する必要がありましたが、ほぼネイティブに対応しています。
最も苦労をした点は、汎用CADシステムは面の表裏を意識しない設計となっている為、面の表裏を自動的に修正するプログラムを用意することでした。
直近の課題は、SPEEDフォーマットの特徴のひとつ、パラメトリック変形を使った部品は「部品の中に部品が沢山ある状態」ですから、CADシステムで部品を読み込んだ際の「見せ方」に工夫が必要なことです。
もう一点は、恐らく他の評議会メンバー各社も同じお考えと思いますが、SPEEDフォーマットによる部品供給体制の整備ということになります。私たちも評議会メンバーとして、協力体制を積極的に推進します。

●今後への期待

SPEEDフォーマットの技術的な基礎は出来上がりました。引き続き技術部会により更にシェイプアップして行きたいと思います。
そして、何よりSPEEDフォーマットの部品供給体制の構築を評議会メンバー各社と連携して進めたいと考えています。

●会社情報
会社名
株式会社コンピュータシステム研究所
設立
昭和61年6月3日
本社所在地
〒981-0901 仙台市青葉区北根黒松14番15号
URL
http://www.cstnet.co.jp

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