第1回:INAX新宿ショールーム編
Shade Home Designには、国内の有名メーカー様よりご協力をいただき、実際に販売されている製品のコンテンツが収録されています。日頃Shade Home Designを使いながら、ふと「本物の製品を見てみたい!」という思いを抑えきれなくなり、ショールームを訪問することにしました。
そこで始まった、この連載企画「ショールーム訪問記」。
第1回目はINAX新宿ショールームにお邪魔しました。東京にあるINAXショールームの中では最大の規模を誇るショールームです。さてさて、どんな製品との出会いが待っているのか…。
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INAX新宿ショールームは、JR新宿駅の南口から、甲州街道沿いに5分ほど歩いた場所にあります(大江戸線も利用可能)。案内して下さったのはショールームアドバイザーの石川淳子さん。このショールームには常時20~30名のショールームアドバイザーがいて、お客様の案内をしてくださるそうです。 ―こんにちは。よろしくお願いします。 石川さん(以下I) : 「いらっしゃいませ。こちらのリュクスは4月に発売された新製品です。ご案内すると、みなさま気に入ってくださいます。最近はこういった対面型で、お料理をしている方から部屋が見えるタイプが人気なんですよ。例えば奥様がお子様から目を離すことなくお料理できるだけでなく、子供の方も視界にママが見えるので安心できます。キッチンを閉鎖的な場所ではなく、家族みんなの集まる場所としてご提案しています」 ―かなり重厚感のあるカウンターですね。 I:「このカウンターは天然木です。シンクはエクセラガードシンクといいまして、ステンレスにセラミックスの焼き付け加工がしてあります。こうすることで、ステンレスシンクや人造大理石シンクなどより傷が付きにくく、お手入れが楽なんです。セラミックス焼き付けをすることで、抗菌加工が施せるという利点もあります。このカラー、手元がすごく明るいでしょう?お料理が楽しくなりますよ。こちらにはリュクスのC型レイアウトのものもございます」 ―I型、L型というのは聞きますが、C型は珍しいですね。コの字型になっている。 I:「こうすると一人でも二人でも作業がしやすく、ワンステップで調理ができるんです」 ―なるほど。新しい発想ですね~。他に特長はありますか? I:「収納扉を見ていただきたいのですが、これはソフトサイレンスレールと申しまして、ドイツ製の技術を採用しています。 静かにスムーズに開け閉めができます。また、こちらのショールームではバリアコートワークトップの体験をしていただくこともできます」 ―バリアコート…!? I:「従来の物と比べて汚れが落ちやすい加工がしてあります。ウエットティッシュで軽くこすっただけでホラ!」 ―なるほど、こうやって実際に目にすると違いが分かりやすいですね~! 一階にはキッチンの扉カラーをすべて展示したスペースもあり、思う存分迷うことができます(笑)。 またセンサーが感知して手を触れずに水を出すことができるタッチレス水栓など、感動の品が目白押し。いっそのこと、ここで暮らしたいくらいです。 まるで高級ホテル さて次に案内していただいたのは2階のバスルームと洗面化粧台の展示。ここにも魅惑の品々が。 ―これはすごいですね。 I:「こちらの製品をお客様にご案内すると、ここからインスピレーションが広がって、『こんな部屋にしたい』とイメージが湧いてくるとおっしゃいます。 新・タイルクリート工法と申しまして、この床下には防水パンが敷いてあるため、在来工法より 施工しやすく、防水性も高いのが特長です。通常システムバスは1600×2400のサイズが最大なのですが、ここに展示してあるのは2000×2400のもの、また銀座にあるショールーム「INAX:GINZA」には一番大きい2000×2700の物もございます。タイルパターンも豊富ですので、お好みに合わせてコーディネートしていただけます」 ―システムバスでも壁がタイルだと、すごく高級感がありますね。 システムユニットバスというとパネルというイメージがありますよね。タイルだとお値段が高く、また手入れが面倒というイメージをお持ちのお客様もいらっしゃいます。 ご希望のお客様には、パネルとタイルと2パターンのお見積もりプランをお作りしています。比較していただくと、長く住む家だから良いものを、ということでタイルを選ばれる方が多いです。 お手入れも、水のしみこみにくい目地で、とても簡単なんですよ」 INAXは大正時代にタイルメーカーとして創業した会社。さすがにタイルの品質には絶対の自信と誇りをお持ちのようです。 このあとCMでおなじみの「くるりんポイ」や冷めにくい浴槽「サーモバス」、床が冷ヤッとしない「サーモフロア」など、 体験コーナーも交えて紹介していただきました(システムバスルーム「ラ・バス」)。 楽しかったのは、ミニチェアを使ってバスルームのコーディネートを検討できるコーナー。あれこれ考えているうちに、時間がたつのを忘れてしまいそうです。 彫刻作品のような便器 3階はトイレと外壁材、内装材などが展示されているフロア。まず目につくのは、世にも珍しい黒い便器です。 I:「こちらはレジオという新商品です。ラグジュアリーを商品のコンセプトとしていまして、高級ソファのようなイメージです」 ―黒い便器というのは珍しいですね。 I:「はい。外側は黒ですが、便器鉢の中は健康状態や汚れ落ちが確認できるようホワイトの仕上げになっていて、非常に難しい技術が使われています。 また、空気の力の利用することで、流す音がすごく静かな設計がされているんです。便器から音楽が流れる機能もございまして、音楽を演奏されているジャズピアニストの木住野佳子さん曰く、この高級感はまるで彫刻作品のようだとお言葉をいただきました 」 続いて案内していただいたのは、ずらりと並んだ外壁材と内装材
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案内してくださったショールームアドバイザー 石川 さん ひときわ目を引くグランピアッセ・リュクス。 こんなところにもアイディアが! 汚れがサッと落ちるバリアコートワークトップ。 SUITEROOM 。まるで高級ホテルです。 CMでおなじみ「くるりんポイ」。 体験コーナー。奥から、サーモバス、 ミニチェアでコーディネートを検討。楽しい! これが「彫刻のよう」と言われた便器
「レジオ」。 外壁タイル。思わず手で触れてしまいます。 ずらりと並んだ外壁タイルの見本。 吸湿性抜群のエコカラット。お部屋が乾くと湿気を放出し、室内の湿度を調整します。 |
I:「外壁材というのは、家の印象をきめる最も大切な部分です。吹きつけの物よりも、やはりタイルという本物の良さをお求めになるお客様が多いですね。耐久性もぜんぜん違います。
良い外壁材をお使いになりますと、遠くからわが家を眺めただけで笑顔になってしまうような、本当に長く愛せるお住まいになると思います。 ―実際に実験されたんですか!? I:「はい。ショールームに製品が届いてすぐに『本当に汚れがよく落ちるのか?』 とスタッフが集まって実験しましたので、自信を持っておススメします(笑)。タイルは静電気が起きにくく、ほこりが付きにくいので、テレビを置かれるリビングなど特に最適ですよ。 あるイタリアのホテルでこのエコカラットを採用していただきまして、それまで改装のたびに休業して壁の塗り替えをしていたのが、エコカラットにした後は改装後の休業がほとんど不要でそのコストが削減されたと、大変喜んでいただいています 石川さんのお話をうかがっていると、この方は本当にINAX製品を愛しているのだなあと深く感動させられます。 I:「事前にお電話でご予約いただけますと、スムーズにご案内することができます。また、ある程度計画が進んでいらっしゃる場合は、工務店の方と一緒に来ていただけると、具体的なご提案ができます。 なるほど。本日はお忙しいなか、ありがとうございました! こうして無事終了した、はじめてのショールーム体験。すっかりハマってしまいました。さて、次はどんなショールームをご案内できるのか…。乞うご期待! |
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【ひとくちメモ】
2008年11月30日まで、全国のINAXショールームで「秋のショールームキャンペーン」を実施中。 この機会にぜひINAXショールームを訪れてはいかがでしょうか。ちなみに新宿ショールームの場合、お休みの日だと平均700名くらいの来場者数があるそうですので、事前の予約をおススメします。 全国のINAXショールームのアクセス、営業時間はこちらからご確認ください。
※掲載内容は2008年11月現在の情報です。
※文中の会社名、製品名は株式会社INAXほか各社の登録商標および商標です。