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でった☆のスクリプト天国 Shadeゲーム化大作戦
第1回 Widgetノスゝメ
(掲載日:10.01.29)
はじめまして、Shade Writersの「でった☆」です。
みなさんはShadeの「Widget(ウィジェット)」ってご存知でしょうか。「Widget」はユーザーが自作できるShade用のツールです。ここでは「Widget」についてもっと知っていただくために、「Shadeでゲームして遊ぼう」をテーマに、ちょっとレトロな「ゲーム」作りを通して「Widget」で出来ることや作り方などをご紹介していきます。どうぞよろしくお願いします。
ここで紹介するゲームやサンプルはオンラインコンテンツとして、ShadeExplorerから毎回ダウンロードすることができますので、まずは気軽に遊んでみてください。
それでは、ゲーム作成の前にまず「Widget」とは何なのかについて解説しましょう。
「Widget」って何?
Shadeには、Shadeの機能を自動実行させる「スクリプト」機能があります。このスクリプトに、ボタンやプルダウンメニューなどのインターフェイスをつけて、使いやすくしたものが「Widget」です。スクリプトメニューから表示できる「D_Toolbox」や「D_Object_Place」などがそれですね。また、Shade本体のメニューから選んで表示できる「ShadeExplorer」や「Shade online」も「Widget」の機能を使って作成されています。
次に「WIdget」が動く仕組みについて解説します。
どんな仕組?
「Widget」は「HTML」、「JavaScript」、「Python」の3つの要素から構成されています。「Python」の機能だけだった従来のスクリプトに「HTML」「JavaScript」の機能がプラスされることで、できることが格段に増えました。
- 「HTML」
ボタンやテキストボックスなどのインターフェイスを作成します。これはインターネットのホームページの作り方と同じです。 - 「JavaScript」
「ボタンがクリックされた」などのインターフェイス部分からのアクションを受け取って、Shadeとスクリプトのやり取りを行います。。 - 「Python」
Shadeの操作を行います。
つまり「Widget」は「Shadeでスクリプトを動かす機能をもった専用インターネットブラウザ」みたいなものですね。
例えばShadeで球を作成するWidgetを作成する場合、それぞれの役割は
- HTML:ボタンを表示
- Python:球を作る
- JavaScript:ボタンが押されたらPythonをShadeに送る
となります。
サンプルをアップしますので、ダウンロードして解凍した「sample01」フォルダをShadeの「widgets」フォルダに入れてShadeを起動、あるいは再起動してください。
スクリプトメニューから「sample01」を選択するとウインドウが出ます。
ボタンを押すと半径1000の球が作成されますよ。
実際の操作の流れは、こんな感じです。
どうやって作るの?
「HTML」「JavaScript」「Python」の要素を、「index.html」にテキストエディタなどで書いて作成します。OS付属のエディタで気楽に作れるのも「Wideget」の魅力ですね。
それではいよいよゲーム作りに入ります。
第一回目は「Shadeでダービー!」レースゲームです。
ゲーム説明
- 球4つをコマにしてゴールを目指します。
- どのコマが勝つか予想してコインをベットします。
- 予想が当たればベットしたコイン×オッズのコインが増えて、外れるとコインが減ります。
まずは完成版で遊んでみましょう。
- ダウンロードして解凍した「shade_derby」フォルダを「widgets」フォルダに入れてShadeを起動、または再起動します。
- 同じくダウンロードした「shade_derby」シーンファイルを開きます。
- スクリプトメニューから「shade_derby」を選択します。
- 予想番号をチェックして、コインをベットしたらスタートボタンを押してください。
ゲームの様子はこちらのムービーからもご覧になれますよ。
次回はこのゲームでHTML、JavaScript、Pythonがそれぞれ何をやっているかを解説します。