部分レンダリング
部分レンダリングの操作(ムービー)
Shade 8では部分レンダリングのインターフェイスを改良しました。部分レンダリングする領域をマウスで移動/修正することが可能です。
また、イメージウインドウの「部分レンダリング」チェックボックスをオンにすることで,最後に行った部分レンダリングの範囲を呼び出すことができ、カラーバリエーションや部分修正などのレンダリングのやり直しを効率よく行うことが可能になりました。
レンダリングサイズ/解像度設定
レンダリングサイズ設定の操作(ムービー)
レンダリングイメージのサイズ/解像度設定がより簡単になりました。
イメージウインドウのレンダリングオプションパネルで、実寸の高さ/幅、解像度、ピクセル数のいずれからでも、レンダリングイメージのサイズを設定することが可能です。
トゥーンレンダリング (professional/standardに搭載)
トゥーンレンダリング設定パネル
セルアニメーション風の画像を描き出すことができるトゥーンレンダリングを搭載しました。
Shade 8のトゥーンレンダリング機能では、コントロールウインドウで形状ごとにトゥーンの設定を切り替えることが可能です。
輪郭と単純な塗りで仕上がるトゥーンレンダリングは、セルアニメーション作成だけでなく工業デザインや建築デザインのラフスケッチなど、様々なシチュエーションでご利用頂ける強力な表現力となります。
トゥーンレンダリング作例
Callisto 2 (professionalのみに搭載)
トランスルーセント
フォトンマップによるグローバルイルミネーションと詳細な設定項目が魅力のプロダクションレンダリングプラグイン「Callisto」がバージョンアップしました。
半透明な材質を扱うトランスルーセントシェーダー、ラメ塗装を再現できるメタリックシェーダーを搭載し、ガラス表現を一段と豊かにする「収差」に対応し、プロダクトデザインで一般的に用いられる、より幅広い材質を、より進んだ表現力で再現することが可能です。
CALLISTO 2の機能についてより詳しくはこちら
Radiosity 3 (professionalのみに搭載)
Radiosity Proのエンジンが強化され、線形状や自由曲面の分割が最適化されました。
これにより、Radiosity利用時のモデリング修正の手間が大幅に低減します。
また、ラジオシティ計算の速度が最大1.5倍に向上しました。納期の厳しい建築パースの作成を強く支援します。
ShadeGrid
情報量の増えたShadeGrid Server
サーバ設定
レンダリングを複数のコンピュータで分散処理できるShadeGridは、レンダリング処理をさせたいマシンにShadeGrid Serverをインストールして起動するだけで、レンダリングを高速化することができる機能です。
同じコンピュータを2台(片方でShadeアプリケーション、もう一方でShadeGrid Serverを起動します)用いた場合には、最高1.8倍の速度向上が可能になります。
この、ShadeGridをShade 8からは全グレードに用意しました。
ShadeからShadeGridを利用する場合は、同一のネットワーク内にShadeGrid Serverが起動しているコンピュータがあることを確認し、イメージウインドウの設定にある「ShadeGridを使う」にチェックするだけの簡単設定で、ネットワークレンダリングが開始します。
ShadeGridは起動のたびにIPが変わるDHCP環境下でも使用することができるので、オフィスや家庭のコンピュータをサーバに使うことが容易になります。
※basic、standardでは1サーバのみ
※速度はネットワーク環境、レンダリング内容によって変化します。
最新プロセッサ及び64bit OSへの対応
従来のCPU、OSでも速度向上は努力していますが、絶対的パフォーマンスでレンダリングで1秒でも速くしたい方の為に最新プロセッサ及び64bit OSに積極対応いたしました。
Mac OS X版では、PowerPC G5専用版を用意、PowerPC G4/G3と比較して同一マシン上で平均1.1倍の速度向上しました。
Windows版では最新デュアルコアプロセッサに対応し、シングルコアプロセッサと比較して平均1.8倍の速度向上を果たしています。
また、さらなる速度向上と実装できる限りのメモリに対応した64bitネイティブ版(Windowsのみ)を、Shade 8の登録ユーザーに無償アップデータにて提供する予定です。
※WindowsXP x64版(64bit版)は2005年秋提供予定
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