⑬削り出しチュートリアル

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切削した原型に対してシリコンを充て、フィギュア複製用の「反転型」を作成しましょう。

シリコンとレジンキャストを準備します。




シリコンをよくかき混ぜます。





スチロール板を原型のサイズに合わせ切り出し、囲いを作ります。

マチ針や虫ピンで固定すると良いでしょう。




本チュートリアルの原型用に、シリコンは約100gを使用することにします。

シリコン主剤に適正量の硬化剤を入れます。(硬化剤を混ぜる割合は製品により異なります。使用するシリコンの説明書きに従って下さい)
注入後、よくかき混ぜます。乱雑にかき混ぜると気泡が入るので注意。 かと言ってゆっくりかき混ぜてると、製品によってはもたもたしてると硬化し始めてしまうものも有るのでこれまた注意してください。





シリコンを原型に流し込みます。
一気に流し込まないで下さい。
最初は筆で表面を塗っていきます。
特に、ドイツ兵の目やダボ穴、服のディテールなど気泡が残りやすい所は注意してきっちりとシリコンが覆いかぶさるよう塗りましょう。





原型表面を筆で塗り終わった後、全てのシリコンを流し込みます。

完全硬化するまで待ちます。(製品・気温・シリコンの品質によって硬化時間は異なります。)




硬化したら、囲いを外し、原型からシリコンを剥がします。

シリコン反転型の完成です。







シリコン型にレジンを流し込みフィギュアを完成させます。


まず、シリコン型を中央分割線でカットします。





切り離したシリコン反転型を重ね合わせます。

重ね合わせたシリコン反転型にレジンキャストを流し込む前に、ゴムで固定します。

固定を均一にする為に板をかますと良いのですが、丁度ケミカルウッドの端材が有ったので使用してみました。




レジンキャストをシリコン型に流し込みます。

紙コップを3個用意します。
A剤、B剤が1:1になるよう別々のコップで計量します。

3つめのコップにA剤、B剤を混ぜ合わせ棒等でかき混ぜます。

混ざり合った液体を細い棒などに伝わせ一番大きな穴にゆっくりと注入していきます。




レジンキャストはシリコンに比べて硬化が非常に早いので、みるみるうちに硬化していきます。

完全に硬化したと思われたらゴムを外し、シリコン型から硬化したものを取り外します。




ランナーの付いたプラモデルの様なドイツ兵キットの完成です。

ニッパーやナイフを使いパーツをゲートから切り離してください。

腕間接は直径2.5mmのピンバイスで体側に半球状の穴を開け、瞬間接着剤でくっつけて下さい。
脚間接は3.0mmです。



シリコン型とレジンキャストを使えば、何度も何度も複製できます。
また、シリコン型が劣化して壊れたとしても、ケミカルウッド製の原型が有るので、再びそれにシリコンを充ててやることでシリコン型を新しく作ることもできます。







ドイツ兵の完成です。





複製できるから、こういうのだって作れます。



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