開発者からのメッセージ〜その4
使いやすさを追求した他ソフトとの連携〜開発者からのコメント
イーフロンティア 開発部 CG技術課 比企 能久
今度のShadeも仲間がいっぱい。
Shade 7.5以降、Shadeは他ツールとの連携機能を意欲的に強化してきました。今回発売されるShade 8では、Shadeの中だけで使える魅力的な新機能も数多く搭載されていますが、連携機能についてもPoserFusion™ 2やAIエクスポータなどなど、引き続き改良が行われました。
連携機能の拡充は今後も継続し、益々意欲的に強化していく予定となっております。
皆様のご意見を反映しています
イーフロンティアのユーザサポートセンターには、日々様々なお問い合わせやご意見が寄せられています。もちろんその中には、Shadeの機能に関するご意見も多数ございます。
Shade 7.5の頃、Poserとの連携機能を待ち望んでいた方は、こうおっしゃいました。
「PoserFusionに期待していたのに、ダイナミックヘアが使えないのは残念です」
大変お待たせいたしました。Shade 8のPoserFusion™ 2ではダイナミックヘアにも対応しております。
Shadeに新たな機能を熱望する方もいらっしゃいました。
「図面をIllustrator形式で出力できたら、Shadeの使い道は格段に広がります。是非今後対応してほしいです」
ご要望いただきありがとうございます。このたび積極的に対応させていただきました。
中には一風変わったお問い合わせもあります。
「HDRI素材でOpenEXRって書いてあるの買ったんですが、Shadeで読めません。変換ソフトも見つからないんですが、何とかなりませんか」
お問合せありがとうございました。Shade 8ではOpenEXRの読み込み、変換に対応しました。
Shadeは、皆様のご意見に耳を傾けています。
使いやすさを追求した他ソフトとの連携機能
PoserFusion™ 2
PoserFusion™を使用すると、3Dキャラクタソフトウエア「Poser」で作成した本格的なキャラクタアニメーションをそのままShadeに取り込んで、Shadeの多彩なレンダリング機能を用いて最終的な画像、映像を出力することができます。
今回機能が強化されたPoserFusion™ 2では、新たにダイナミックヘアとモーフターゲット差分ファイル形式に対応しています。
また、Shade 8から追加された高品位トゥーンレンダリング機能などと組み合わせることで、ShadeとPoserの連携から生み出される表現の可能性がより一層広がります。
ダイナミックヘア対応
プロダクトデザインにも最適
トゥーンレンダリング仕上げ
Adobe® Illustrator®出力(professional/standardに搭載)
Illustratorエクスポータ
図形ウインドウに表示されるワイヤフレームを、Adobe® Illustrator®フォーマットのベジェ曲線で出力することができます。
テクニカルイラストレーションをはじめ、グラフィックデザイン、イラストレーションの作成にShadeの3Dイメージを用いることができるようになりました。
また、Shadeの階層構造をIllustrator上のレイヤーとして出力できるため、Illustrator上での編集も容易です。
OpenEXRインポータ/エクスポータ
HDRIフォーマット変換
Shade 8では新たに、ハリウッドを牽引するイメージメーカーILMが提唱する新世代画像フォーマット「OpenEXR」の入出力をサポートしました。各チャンネル16bitの浮動小数点を用い、従来のRAW32bitイメージの半分の画像サイズを実現したOpenEXRは、映像制作に必要充分な品質をもつ、実用的なHDRI(High Dytamic Range Image)フォーマットです。
Shade 8はHDRIフォーマットとしてメジャーなHDR(.hdr)にも対応しているため、両方の素材を利用することはもちろん、OpenEXRをHDRに、HDRをOpenEXRに変換することも可能になっています。また、これらのHDRIファイルをShade Explorerに登録してサムネール表示することもできます。
この機能の有用性は、Shadeの中だけにとどまりません。
Shadeの編集機能を利用すれば、HDRIの背景素材に霧をかけたり、露出を調整したり、ボックス投影やプルーブイメージのHDRIを球面状背景に変換することも可能になります。 ラジオシティや大域照明レンダリングからHDRIを作ることも可能なShadeは、HDRIを扱うすべてのグラフィックユーザーにお勧めできるソリューションとなりました。
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