投影マップ位置合わせの強化に作業効率がアップすることを期待！
今まで、投影マップの位置合わせは、表面材質ウィンドウ上やその他表面材質属性ウィンドウ上でマッピングの位置合わせをしなくてはならなくて、数が沢山あるときはかなり面倒でした。
今回の新機能ではマウス操作で視覚的に位置合わせができるので、初心者にもわかりやすく、作業効率が大幅にアップするかと思います。
タイリングOFF機能も効率アップにつながりマッピングの幅が1つ増えます。

レイトレーシングを初めとするレンダラーのチューンナップ、いいです！
単純に速度アップの恩恵だけでなく、試行錯誤のレンダリングを気軽に行えるようになるので、より完成度の高い作品作りができるようになることでしょう。とても期待しています。

パノラマレンダリングの投影手法の追加、これは大変ありがたいです！
パストレースでのレンダリングがメインになりつつありますが、問題となるのがいつもＩＢＬ素材の取得でした。これからは自分でスタジオをモデリングし、ライトプローブにできます。

Webコンテンツとの連動、便利です！
Webコンテンツとの連動は、スクリプト作成においてもWebで資料集めをすることが多いため非常に有効な機能となるでしょう。個人的なリファレンスをＷＥＢベースで作成している途中なので、これで完成後は閲覧も楽になると期待しています。

ヘアーサロン、嬉しいです！
これまで顔や体は作れても、髪の毛で挫折することも多く、動物の作成も敬遠しがちでしたが、パラメータや数値によらないインターフェースでヘアデザインができるのなら、こんな嬉しいことはありません。作品の幅も一気に広がりそうで楽しみです。

パーティクルフィジックス、表現の幅が広がります！
動きの少ない絵になりがちな３Ｄも、この機能で演出の幅が広がります。
派手な爆発や噴水はもちろん、料理のあたたかさや、吐息など、細やかな演出も可能になりますね。
暖かみのある作品にも使えそうです。

レイトレーシングの高速化、パストレーシングの強化に期待大です！
最も期待している機能強化は、レンダラー(パストレーシング)の高速化です。出来る事が多くなると、沢山の物を詰め込んで作るデータも贅沢になりますので、どうしてもレンダリングに時間が掛かるようになります。また、奇麗にレンダリングしようとすると、ラジオシティやパストレースを使いたくなります。
今回のバージョン・アップでは、レイトレースの高速化や、パストレーシングがイラディアンスキャッシュに対応とのことで、速度・品質両面で期待大です。

シェーディング表示に光沢、環境マップが表示されるようになったこと
形状作成時に便利そうな機能です。自由曲面で作業していて、「ろくろ」機能で形状を廻して確認するような時、光の当たっていない裏側では、いわゆる「形状の皺やゆがみ」が確認しづらいものです。
これまでは、一時的に光源の位置をずらしたり、光源を追加したりして対処していましたが、この新機能では、作業画面で反射マップがサポートされますので、光源に関係無く「皺やゆがみ」を確認しやすくなると思われます。これは意外に重宝する機能ではないかと感じています。

作業効率アップに期待します！
あるソフトが手になじむということは、あらゆる操作がスムーズで、余計なストレスを感じさせない快適な環境があってこそ初めて実現されることなのだろうと思います。
今回のShadeのバージョンアップとはまさにそのようなもので、特にパララックスバンプマップや球投影時の位置合わせ機能などは、作業効率アップの実現化に間違いなく貢献してくると思います。