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ジプシーIKEDAのShade制作日記

2009年02月20日
ライテイングテクニック☆

サンプル01

こんにちわIKEDAでござーます☆

今回ご紹介するのはPVでも実践しているライトの置き方を公開します。



厳密に言えば男性と女性とではライトの置き方が異なります。
基本だけわかっておけば、あとはメインの光源がどこから来てるかだけ気をつければ安定したライテイングになります。安定すると複数の動画を作っても、クオリテイに大きなズレも出ないので非常に大事だと今回PVを作成してわかりました。

まずはこの主人公として作った彼をサンプルとしてご説明します。
これはライトのセッテイングが決定している状態のものです

サンプル02

  1. まず全ての光源を削除してデフォルトの無限遠光源1つのみの状態にしたものがこちら影の部分がベタっとした感じでメリハリがありません。ここから光源を追加して「照り返し」などを表現していきます。サンプル03
  2. ではデフォルトの光源を画像の位置に移動してみましょう。
    ここでは筋肉のでこぼこをよりハッキリするためと、輪郭がわかるようにこのように配置しています。
    光沢も入れておくと人肌の水分によるテカリも表現できるのでより効果的です。
    サンプル04
  3. 次に腰下が暗いのでここも輪郭がわかるように光源を配置します。
    こうすると、よりアームと腰の位置関係や形状の形が把握しすくなります。
    サンプル05
  4. 今度は真っ黒だった前方部分に光源を当てます。
    この光源の役割も人体の輪郭をハッキリ立たせる役割があります。
    サンプル06
  5. 手順4のままでも渋い感じでいいのですが、顔などが真っ黒に潰れてるのでさすがにダメですね。
    というわけで顔がハッキリわかるように光源を図のように配置しました。
    サンプル07
  6. ここから先は各個人の好みで配置する事になりますが、僕的には全体的にまだ暗い感じを受けたので光源をもう一つ配置して明るくしてみました。
    サンプル08
  7. さてここで光源に色を付けましょう。単色白だと温度が伝わって来ないので、必ず光源には色を設定してあげるのがよいです。今回は全体的に青を使用しています。
    サンプル09
  8. 最後に光源のソフトネス数値や光沢、それぞれの光源の位置を再調整してパストレでレンダリング→完成となります。
    サンプル10

いかがでしたでしょうか??PVを確認するとわかる通り、この手法で人物にライトを当てているケースがほとんどです。

サンプル11 サンプル12 サンプル13 サンプル14 サンプル15


このライテイングは、とあるゲームのキャラクターCGを見ている時に気づきました。
ある日「なぜキレイに見えないか?なぜ他のCGと違うのか?本当にソフトだけの問題なのか?」
という疑問に至った時「ゲームのCGを見て、見よう見まねで光源を置いてみよう。何かわかるかも」と思い立ち実際に自分の作品に同じように光源を当てたところ、かなり近い感じになり「これか!」と。。。

結局いろんなゲーム雑誌を見たら、ほとんど全てが同じ光源の当て方をしている事に気づきました。
ぜひ自分のキャラクターでこの当て方を試してみてください☆きっと驚く程キレイに仕上がると思います。

IEKDAでした☆

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IKEDA 2008.12.22

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