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【2008年8月25日】 第5回:綿製タオル
「Shade アンロックデータ集 -STRONG ARMS-」
発売直前緊急インタビュー
Hanakoに引き続き、2つ目のShadeアンロックデータ集となる、「STRONG ARMS」。
これまで全国の3Dロボットモデリングファンにとって痒いところになかなか手が届かなかった、非常に役立つ便利なデータをShadeで作成・提供してくださった、綿製タオルさん。
今回は、そんな綿製タオルさんのShadeによるロボット制作についてお話を伺いました。
(聞き手:西田)
Shadeとの出会い
Shadeアンロックデータ集 -STRONG ARMS- |
――まずは、Shadeをはじめたきっかけを教えてください。
Shadeと出会った時期というのが、ちょうどテライユキが一世を風靡していた頃で、一目見たときに「こんなことができるのか」とすごく感動しました。
それから人物キャラクターのモデリングに挑戦したのですが、どうも自分は人物モデリングが得意ではないようで、もっと大好きなロボットのモデリングを始めることにしたのです。
最初に使用したのはiShadeです。インターフェイスはシンプルですし、チュートリアルが充実していて習得がし易かったですね。
Shadeは、参考書籍の種類も多いので、自分にあったものが必ず1,2冊は見つかるはずです。ほかのソフトウエアではなかなかこのように独学はできませんよね。
デジタルビューティー classic テライユキ |
――国内ユーザーが多いのでTIPSが手に入りやすいですよね。
さて、お使いになり始めてからけっこうな年月が経っているかと思いますが、今でもShadeをお使いになっている理由は何ですか?
ロボットの制作には、自由曲面がぴったりなんです。特にモデリングの際に重要な面取り作業がShadeだったら非常に楽なんですよ。
また、Shadeのレンダリングの設定は、「かんたん・きれい」で、「モデリング派」の僕にはとても嬉しいです。
実は、レンダリングや仕上げが苦手なんです。ライティングや構図を決める際にいつも悩んでしまいます。
レンダリング講座なんて「IKEDA制作日記」でやってくれないかなあ(笑)。 ・・・
IKEDAさんにお願いのメールを出しておきます。
――普段はどんなふうに3DCGと関わってらっしゃいますか?
普段仕事では、商品の提案資料などを作成する際に、商品スケッチを3Dで作成しています。 やはり3Dの場合、商品を具体的にイメージできますのでクライアントに対する説得力が違いますね。コンペでも他社より一歩リードできます。
――お仕事では、ロボットの制作はされているのですか?
ゲームメーカーに勤めていた時期もあって、ロボットのモデリングが入社のきっかけになりました。と言っても、入社後はロボットではなく、プロレスラーのモデリングをやっていましたが(笑)。
――あ、それは意外ですね(笑)。
作品制作にあたって参考にしているものや、日ごろから気をつけていることなどはありますか?
戦車、飛行機など、現用の兵器や乗り物を参考にしていますね。また、模型が好きで、特にガンプラでのポーズ付けなどはよくやっています。
そのほかに、デザイン・モデリングの際のヒントを求めて博物館や模型店などに出かけます。
Shadeを使ったロボット制作を広めたい!
――今後挑戦してみたいことや、製品として出してみたいものはありますか? Shade、イーフロンティアに対する願望などでもかまいません。
自分のサイトなどで公開していますが、4つ足のロボなども製品として出せたらと思います。ロボ以外のミリタリー・メカものもいいかな・・・実は今回シークレットで・・・ごにょごにょ。
それから、これは要望になってしまいますが、武器や「爆発」などの素材集が欲しいですね、自分で作ろうとすると大変ですので。手などのある程度パターンの決まっている形状のデータ集もあると良いかも。
――それは便利そうですね。誰か作ってくれないかな~(他力本願) 。 ユーザーの皆様、商品化のチャンスです。
全体的なシルエットが違っても、ロボットのデザインには、記号的な、いくつかパターン化された共通のパーツがあります。手や、脚、胸など共通のデザインを持つパーツを流用して使うことができるんですね。それにアレンジや組み合わせを変えるだけで様々なロボットのバリエーションができます。
――手や武器などは、まさに共通パーツとして利用できますね。
ほかには、ミリタリーやロボット専用のコミュが欲しいですね。ロボット制作のコンテストなどが活発に行われるようになって、「ロボット制作」が広まるといいなあ、と思います。
――コミュニティについては、画像投稿機以外にも、もっと面白くなるような仕掛けを考えたいですね。
――最後にShadeユーザーの皆様、これからShadeをはじめようという方達にメッセージをお願いします。
先ほども言いましたが・・・
みんなにもっとロボットを作ってほしい!!(笑
僕は、これからも…いや、一生、かっこいいロボットを目指して作り続けると思います。「STRONG ARMS」がきっかけになって、少しでもShadeでのロボット制作をされる方が増えてくれればいいですね。
―――今日は有り難うございました。
綿製タオル氏の3Dロボット制作に対する熱い思いが伝わってきました。
「Shadeアンロックデータ集 -STRONG ARMS-」、皆様も是非チェックしてください。
アーティストプロフィール
ハンドルネーム::綿製タオル
Shadeを使ってロボットCG作成を中心に活動しているクリエイター。 作り込まれた形状データとその世界観は高い評価を得ている。
Webサイト:http://www18.ocn.ne.jp/~robo3dcg/index.html
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