アニメーション機能の強化

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アニメーション機能の強化

目次:

モーションエフェクト

インバースキネマティクス(IK)の強化 


モーションエフェクト                                                              

Shade 13では「揺れ」のアニメーションを作ることができるモーションエフェクトを搭載しました。角度制限などを設けることによって、めり込みなどを回避することが可能ですのでヘアーの揺れやアクセサリーの揺れなどのアニメーションを作成することができます。詳しくは動画をご覧になってください。

インバースキネマティクス(IK)の強化                                      

下の画像のように、手作業で屈伸運動をさせるモーションを設定し、
IKを適用したアニメーションをShade 13に読み込みました。

このままの状態では、以下の画像のよう足が地面にめり込んでしまいます。IKでは、クリーンアップという機能を使うことで地面へのめり込みや滑りを回避してきました。しかし、クリーンアップ機能には実行しなければいけない手間が出ることと、適用することで、接地している足~モモまでの動きに連動して、その他の腰の位置などが大きくズレたり、カクついた動きになってしまうなどの欠点がありました。

実際にIKを適用して、どのように改善されたか見ていきましょう。
足の付け根のジョイントを選択した状態で、編集→共有→IKを選択します。するとツールパラメータからIKが操作できるようになります。

足の付け根のジョイントにルートを適用、かかと部分にエンドを適用します。
するとIKゴールというジョイントが作成されます。
ルート設定されたジョイントは以後、このIKゴールが配置してある方向を常に向くようになります。

IKゴールジョイントを一旦全てのパートの外に出し、屈伸運動を再生してみると、画像のようになります。
かかとは動かなくなりましたが、つま先が沈んでしまいますね。

今度はかかとにさらにルートを設定し、つま先にエンドを設定、そしてできたIKゴールジョイントを同じように外に出します。

もう一度屈伸運動をさせてみた結果がこちらです。
右足は何もしていない状態、左足は一連のIKを適用したもの。このようにきっちり地面にめり込むことがなくなりました。

少し判りにくいかと思いますが、スマートキネマティクスのように見えないところで、いつ、どこに固定されているかわからない状態ではなく、IKゴールというジョイントとして視覚的に確認しやすくなったことで、IKゴール自体を動かしてアニメーションさせることもできますので、足の接地~浮かせて~また接地や腕立て伏せ、机に手を突いて立ち上がるなど、様々な動きをIKゴールを操作するだけで簡単にできるようになりました。

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