2008年12月15日
簡単?早い?リアルな山の作り方☆

タイのスタッフに「これは混乱するから。。。」と英語で伝えたい時「英語で混乱ってなんだっけ？パルプンテ？」と本気で毎回悩むIKEDAですみなさんこにちわ
どちらかと言えばFFのコンフュで悩む方がまともですかね。。。それも違うか

さて今回は簡単かつリアルな山の作り方をご紹介したいと思います。

今回の手法はShade10PVの雪が降っているシーンに使った手法と同じものです。

1. まず自由曲面でだいたいの山の形を作ります。
   ここでポイントなのは、形を「細かすぎず簡単すぎず」がよいでしょう。
   
2. 次に自由曲面の表面材質にて、雲／バンプ／適用率100を設定し、表示から「CALLISTO Material」を開きます。ここで一番下の「ディスプレースメントマッピング」にチェックを入れレンダリング。
   これで簡単に岩肌を表現できます。
   ※バンプ適用率はシーンの大きさによって異なります。レンダリングして確認しながら作業しましょう。
   
3. 最後に岩、もしくは山の肌にするためにテクスチャを設定します。
   今回は
   
   
   1. CALLISTO用バンプ
   　
   2. 岩テクスチャ
   　
   3. ランダムな岩のバンプ
   　
   4. 全体に均等に広がる雲バンプ
   　
   5. 汚れを表現するための雲(減算)
   　
   　 　 という設定をしています。
   
   
4. 最後に設定した材質でレンダリング結果を見てみましょう。いかがでしょうか？これだけでも十分説得力のある絵になりました。この岩に人物を後合成で座らせてみるのもいいですね☆
   
   
5. 最後に。。。
   制作した山の形状をランダムに配置してFOGを追加した状態がこちら。かなり壮大なスケールになりました。
   
   

仕上げに、「空」「雲」「色」をPhotoShopで調整して終了☆さらに鳥なんか入れてあげるとスケール感がぐっと強調されていい感じです☆

いかがでしたでしょうか？？自由曲面で山の形を作るにはかなり時間がかかります。かと言って簡単に作ってものっぺりしたラインになってなかなか求めるクオリテイになりません。

ですが今回ご紹介した手法は非常に簡単に、かつレンダリングも早いのでとても便利です。
山を作りたくなった時はぜひこの手法を試してみてください☆ではでは♪

｜IKEDA｜ 2008.12.15｜