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ジプシーIKEDAのShade制作日記

【2009年4月17日】
立体感のある雲を作ろう!

こにちわ~IKEDAでございます☆

自分は今まで動画で雲を作ってきました。実は、Shadeには雲を作る機能がありません。
パーテイクルフィジックスを使用するのもいいですが、思った以上に時間がかかりますし、そもそも狙った雲の形を作る事はほぼ無理です。

そこで、今回は雲をどのように作っているのか、その方法をご紹介します。

「準備として雲テクスチャを作ろう」

  1. 雲を作るにはその元となるテクスチャをまず作らなければいけません。
    Adobe Photoshopを使用します。サイズは512x512で新規作成しました。

    テクスチャ新規作成
  2. 次にフィルタより「雲模様1」を選択。すると雲模様が描画されますので「レベル補正」を使って黒と白を若干ハッキリさせておきましょう。

    フィルタ「雲模様1」
    レベル補正
  3. 今度は画面のように、選択ツールを使って希望する雲の形を作ります。

    選択ツール
  4. 選択を反転し、領域を黒く塗りつぶしましょう。

    塗りつぶし
  5. ここで、再度「レベル補正」を使って調整。

    レベル補正
  6. 最後に「スタンプツール」を使用して、不自然な境界線をより雲らしくなるように調整します。

    スタンプツール
  7. これで素材は完成です。保存しておきましょう。

    スタンプツール

「本番!立体感のある雲を作ろう」

  1. 素材が完成したら、いざShadeで立体に作成していきます。まずは「長方形」を作って作成したテクスチャを読み込んでみましょう。

    テクスチャ新規作成
  2. ただ読み込んだだけでは雲として使えないので、以下のように設定をしておきます。

    拡散反射:

    透明を使用するのでキレイな透明を表現するため画像を設定しています。

    拡散反射
    透明度:

    「反転」をする事で、黒い部分を透明に、白い部分を不透明として扱います。

    透明度
    バックライト:

    効果は微々たるものですが、逆光を使ったりする場合に有効です。一応設定だけしておきます。

    バックライト
  3. さて、ここまでできたらきちんと設定できているか、試しにレンダリングして確認します。
    きちんと雲っぽくなっているでしょうか??

    ためしにレンダリング
  4. ここからは地道な作業。作った形状をコピーコピーコピーでボリューム感ある雲になるまで位置を調整していきます。

    調整
  5. ただ闇雲にコピーして行くと、材質設定が大変になるので、一旦材質をマスターサーフェイスとしてブラウザに保存。形状を一つのパートにまとめ、パートに雲材質を設定してあげましょう。

    雲材質設定
  6. さらにパートをコピーし、位置を調整しながら雲らしくなるよう配置して終了です。

    配置調整

画像だけでは味気ないので、ついでにカメラアニメーションし、さらに飛行機も飛ばしてみました☆

いかがでしょう?少し簡略化して説明してきましたが、うまくできましたでしょうか? このように作っていくことで、立体感のある雲を簡単に作ることができます。

積乱雲のような雲を作る場合は、テクスチャ作成時から工夫して制作しなければいけませんが、多種多様な雲をほとんどこの方法で作る事ができます。霧のように作る事も可能です。

雲というのは、いろんな場面で役に立つ非常に重要なマテリアルの一つです。
ぜひぜひみなさんの作品に役立ててくださいませ☆

IKEDAでした☆

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| IKEDA 2009.04.17 |

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