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ジプシーIKEDAのShade制作日記

2009年3月27日
アニメーションの効率の良い調整方法

みなさんこにちわIKEDAでございます☆今回はアニメーションに付いてお話をしたいと思います。静止画と違ってアニメーションは書き出しに膨大な時間を必要としますし、動き一つ取ってもキレイに見せるには非常に大変です。動きを調整し、それを確認するのに「1日書き出しをして次の日確認して、調整してまた1日待って。。。」なんて事をしているとたった3秒のシーンでも満足した動きにするために一体何日使うかわかりません。そこでIKEDAは以下のような手順で動きのテスト、確認、調整、そして完成までを行っています。

  1. まずは簡単にアニメーションを設定した状態にします。
    キャプション01
  2. 最終的なイメージサイズ「1980x1080」を基準とし「設定」タブを開きます。
       「縦横比を固定」にチェックを入れたら動きの確認をするのに十分な小ささに変更します。
       ※カメラの縦横比率を固定する事は撮影範囲に影響が出ないようにする事が目的です。
    キャプション02
  3. 設定が終了したら「ワイヤーフレーム」でアニメーション書き出しを開始します。
    細かい動き(特に表情や目など)はここでは確認出来ないので、身体全体の動きが自然になるよう何十回もテストします。
    キャプション03
  4. 次に細かい箇所、今回の場合主に髪の毛や手の動き、形状の突き抜けなどの問題を発見するため「レイトレーシング」に変更し、「背景を描画」「背景を反映」「影を描画」チェックを全てOFFにします。
    形状の突き抜けや動きに関する問題が生じた場合は、ここで修正&テスト書き出し→確認を繰り返します。キャプション03
  5. 手順3で満足がいったらほぼ完了です。ですがIKEDAは念のため「レイトレーシング」で「影を描画」をONにして影の状態を確認します。
    ごくまれに顔に予期しない影が出たり、光源の位置とポーズによって変な光沢が現れたりする事があるので念のため確認しています。
    キャプション03
  6. 以上の確認が全て満足いく結果になったら、サイズを「1980x1080」へ、
    そして「パストレーシング」に変更し「影を描画」をON。
    必要であれば「背景を反映」、「背景を描画」もONにし、最終レンダリングを開始!完了するまで放置、という流れになります。
    キャプション03

最終的に完成した動画がこちら。後加工無しでサイズだけ小さく変更しています。

キャプション03

最後に
IKEDAは今回動画を作る際に以上のような手順でアニメーションを作成しました。
こうする事で確認のためだけに「長い時間待っている」という事もなくなりますし、確認出来る数も多くモチベーションも持続します。人の動きは特にごまかしが出来ないので慎重に制作する必要がありました。そのための作業の効率化でもあります。逆にプレビューで確認出来る様なシーン、動きの予測が付くシーンはダイレクトに書き出ししてしまう事もあります。状況によって「必要か必要でないか」は各自で判断するのが良いと思います。ぜひ動画を作る際、人物などは特に以上のような工程で作成してみてください☆
IKEDAでした☆

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IKEDA2009.03.27

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